12月10日は世界人権デー
このエントリはiCARE Advent Calendar 2022の投稿です。
こんにちは。iCAREメディカルスタッフのまいです。
今日、12月10日は世界人権デー(Human Rights Day)です。
世界人権宣言といえば、世界の人権に関する規律の中でもっとも基本的な意義を有するもの。公民が苦手な私でも、第一条は記憶に残っています。
さて、
前置きが長くなりましたが、この平等ってどういうことなのでしょう。
例えば身分、遺伝的要素、住環境など…人間はそもそも互いに異なった存在であるのに、何をどうすれば・どういう状態であれば平等と言えるのか?
そんなモヤっとを解消するため、この本を読みはじめました。
まだ読んでいる途中ですが、今日は今の時点での感想をまとめてみます。
著アマルティア・センは、ケイパビリティ・アプローチを提唱したインドの経済学者です。経済の分配・公正と貧困・飢餓の研究における貢献により1998年にノーベル経済学賞受賞しました。
人間は多様な存在です。
経済状況、自然的・社会的住環境などの特性において異なっているだけでなく、年齢、性別、病気に対する抵抗力、身体的・精神的能力などといった個人的特性においても全く同じということはないでしょう。
平等を考える時、何についての平等なのかをよく考えなければ、
弱い立場にいる人達のことを無視してしまうことになりかねません。
「多様性」をよく聞くようになった今、
私達はどれだけ自由な生き方を追求できているのでしょうか。
本当の意味で、その可能性がきちんと開かれている社会であるといいなと思います。
アマルティア・センは経済学者ですが、彼の提唱したケイパビリティ・アプローチは経済学の分野に留まらず、法律学や倫理学、哲学にも多大な影響を与えているそうです。
もしかすると、産業保健の分野でも活用されていたりするのかな。。?
今のところ本の中では触れられていないのですが、個人的には平等と公平の違いが気になっており、読了後に考えてみる予定です。
皆さんの考える平等についても聞かせてもらえたら嬉しいです。
それでは!