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虫展を見に美術館へ
本草学や博物学など今見て科学的と感じる視点と
そうでないものを続きで見られたのがおもしろく

一寸の虫にも五分の魂とは
いつから言うたか知らんけど
小さくふしぎな生命をこんな風に
慈しみ畏れ見立て空想して
色んな角度から心を寄せて来たのだなぁと

昆虫館と三大俳諧コレクションのある街
ならではのキュレーション

これまで博物学っぽいものも好きと思っていたけど
いまぐっときたのは

玉むし物語
酒井抱一 虫之大名行列図

平安貴族が左右に分かれて競う和歌バトル
歌合せを虫がしている設定の
虫歌合絵巻(江戸期)など

なにその趣向の凝りようと思ったが
思えば鳴く虫たちの音は恋の歌
まさにやってることは平安貴族で
そのまんまとも言える
そこからの連想での見立て?

つかまえてきた虫の鳴き声を競う
虫合せという遊びもあったというから
そのつながり?

なんかゆたかな世界


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