一回忌、命日、命を考える
幸せなドッグライフを‼️
ドッグトレーナーDorGです。
丁度1年前、12月5日僕の飼い猫リル君が亡くなりました。わずか9歳でした。
今日は一回忌です。
なので、今日のnoteはリル君を通して命について考えてみたいと思います。
1年前のnoteを添付しておきますので、そちらも合わせて読んで頂けると嬉しいです。
スコティッシュフォールドのオスのリル君、2020年12月5日に急性腎不全でこの世を去りました。
※スコティッシュフォールドについて後で説明があります。
こ前日までいつもと変わらない様子だったのに、当日に様態が急変し、そのまま逝ってしまいました。
あまりにも突然過ぎだし、あまりにも早い急死に、受け止める事は出来ませんでした。
当然、飼う時には看取る覚悟を持って飼いましたが、まさかこんなに早く来るとは夢にも思っていませんでした。
歳を取り、身体が衰えてきて、そろそろかもねぇって覚悟の準備を経て看取るものだと思ってました。
訳もわからず、めちゃくちゃ泣きました。
いいおっさんが、ただただ泣きました。
看取る時は「家に来てくれてありがとう」と伝えるつもりでしたが、、、
「ごめんね」と言ってしまいました。
もっと何かやれたんじゃないか!?と後悔しかありませんでした。
それが1年前の出来事です。
今、冷静になって思う事は、犬や猫は10年以上生きて当たり前ってどこかで思ってました。
早く死ぬかもなんて考えて飼わないですよね?
でも犬や猫に限らず、全ての動物はいつお迎えが来るか誰にも分からないのです。
亡くなってから、もっとあーしとけば、こーしとけばって後悔してももう遅いのです。
当たり前にそこにいる事は当たり前じゃないって事です。
僕にはリル君の他に犬が4匹おります。
つまり後、4回看取る役目がやってきます。
リル君を失ってからは、4匹が当たり前に生きている事を当たり前と思わず、毎日生きている事に感謝し、関わり方も変わりました。
仕事で疲れてしまって、素っ気ない扱いをしてしまう事もありましたが、それも無くなり、帰宅に喜んでくれる犬達へその日出来る精一杯の愛情を注ぐようになりました。
だからと言って、亡くなった時の悲しみは恐らく変わりません。
ただ、それまでの間に後悔のないように、そして犬達に幸せなドッグライフをおくってもらう為に毎日関わっています。
動物を飼うのにハッピーエンドはありません。
それを分かっていても多くの方が飼っています。
この心理は何なのでしょうね??
自問自答しても未だに答えが出ません。
皆様も動物の最期は必ず来ます。それは遅いか早いか誰にも分かりません。
我々飼い主に出来ることは、毎日必ず関わる、触れる事です。
そして動物達の幸せを考えて実行する事です。
最後に、スコティッシュフォールドについてお話します。
リル君の余りにも急で早い死に、違和感を感じてスコティッシュフォールドについて調べてみました。
今では割と話題になっているので、知っている方も多くなったと思いますが、簡単に言うと、スコティッシュフォールドは障害を持った猫種です。
耳が折れているのは、自然な事ではなく障害です。
病名は骨軟骨異形成症です。
遺伝性疾患で、折れ耳のスコティッシュからは必ず折れ耳の子が生まれます。
そして症状に四肢の関節にコブ(骨瘤)が出来、常に鈍痛を感じるそうです。
その為しっかりとした足取りで歩くことが出来ず、フラフラしたり、ジャンプが出来なくなります。
人間のように後ろ脚を投げ出し座る姿(スコ座り)も痛みが原因では?と言われています。
それとリル君の急死が関係あるのかどうかは分かりませんが、知らないで飼っていた自分が恥ずかしかったです。
アメリカンショートヘアを抜き10年以上も1番人気がある猫が、障害猫。
そしてそれを知りながら、人の手によって繁殖し販売しそれを飼う、日本の姿。
動物福祉後進国と言わざるをえません。
勿論知らなかった自分にも責任はあります。
ペットショップも法の中で営業しているので、自主的にスコティッシュの販売を止める事はありません。
それなら、消費者側がその知識を広め、需要を無くしていくしかありません。
SNSでスコティッシュを挙げている方は気分を悪くしたかもしれませんが、これが現実です。
スコティッシュだけでなく、人によって変形され繁殖されている猫種、犬種は他にもあります。
我々日本人ももう無知で飼う時代は終わりな気がします。
リル君の死をきっかけに、色んな情報を発信し共有していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。