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初恋の話をしようか。3

 短めな文章の投稿ばかりで話数が多くなってしまいすみません💦
 『初恋の話をしようか。2』の続きです。1,2を読んでない方は良ければ1.2も読んでいただけると幸いです。

 会えない日が続いた数カ月後、彼と遠足で再会した。しかし結局お互い見つめ合うばかりで話せなかった。

2年後

小6の修学旅行。住んでる市が同じだったので行き先や日にちが被っていた。そこでまた再会した。
 その2年間の間に色々なことがしれた。彼が私の大嫌いな女の子の幼馴染であること、別の塾で私と違って中学受験のために頑張っていること。共通の知り合いの男子と仲がいいこと。
(彼がやめてすぐ私はメンブレしてその塾をやめ、別の塾で県立の中高一貫の適性検査合格を目指していた。)

「またどこかで。」

その言葉を信じ、その男子の力を借りて私のことを覚えてると願いながら話しかけた。しかし、放たれた言葉は残酷で。

「お前だれ?」

雨が心とリンクしたかのように豪雨となって降っていた。
呆然としてその時の記憶はあまり残っていない。ただ悲しかった。もう終わりだ。そう思った。

それから4年後の4月。高校に入学したての頃にまた再会することになるとはこの時の私はまだ知らない。
続く。




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