見た動画を紹介する日記(2023年6月20日)第1回:小島武夫の九蓮宝燈
「聴いた曲を紹介する日記」がついに100回を超えたので、以前から企画自体は考えていたのですが、それに続くかもしれないシリーズ「見た動画を紹介する日記」を始めることにしました。
基本は「聴いた曲を紹介する日記」を引き続き可能な限り毎日更新して(現在継続中)、「見た動画を紹介する日記」は不定期更新の予定……ですが、こちらも毎日何かしらの動画は見ているし、音楽同様にネタに困ることは無いので、可能な限り書いていきたいと思います。
「聴いた曲を紹介する日記」の「批評やレビューほど型苦しくなく、時に感想ですらなく、ただただ聴いた曲を紹介して、関連する話や思い出を書き連ねるだけ」のコンセプトはそのままに、のんびりやっていきます。
(当初6月19日分を第1回として公開していましたが、それだと「聴いた曲を紹介する日記」の回数と下一桁がズレてややこしくなるので、6月20日分として改めて公開します)
小島武夫の九蓮宝燈
第1回は、最初に見た時に衝撃を受けて、今でも好きで時々見てしまう、今は亡き麻雀プロ、小島武夫先生の九蓮宝燈の動画。
役満はただでさえ難しく、その中でも九蓮宝燈は、素人は勿論、プロでも和了った経験がある人は少なく、「和了った人は死ぬ」とまで比喩されているほどの難しい役。
上がる確率自体は0.00045%(役の中では3番目の低さだけど、上位2つは配牌で和了れる手が揃っている=基本的には完全に運のみの「天和」と、まともな場では阻止する動きが入るのでまず成立する機会がない「四槓子」なので、現実的な役の中では1位だと思う)と言われていて、それでも既に極薄の確率ながら、麻雀の神様と評された小島武夫先生の、わずか7巡目でのツモ和了り、記録が残る公式戦の番組の中での和了り、公式戦の場なので当然ではあるけど誰一人ヘタクソがいないので紛れがない場での和了り(ヘタクソな人が混ざると、役満も理論上出やすくなる)は、もはや確率を超越していると思う。
さて、そんな薄い確率の九蓮宝燈だけど、じつは個人的に、かなり前に雀荘のフリー対局で和了ったことがある。
リーチをかけてきていた対面の人の海底牌で上がったのを今でも覚えているけど、途中からどんどん進む手牌に思わず手が震えてしまったし、海底牌を見て発声した「ロン」の声も震え、掠れてしまった。
自分の場合、麻雀、パチンコ、パチスロなど、確率と戦う(そしてその確率をある程度までは自分の技術でカバーできる)ゲームで、勝つにしても負けるにしても極端に薄い確率のところを引くことが多い気がするし(「負けるにしても」なところがポイントで、確率上勝てる確率が圧倒的に高い場面で負けることも多いので、必ずしも豪運というわけでもない)、九蓮宝燈もまた、その「自分の引き」が発揮された体験のように思う。