見た動画を紹介する日記（2023年10月30日）第133回:「閃光のハサウェイ」ファンメイドオープニングが素晴らしい

（更新日がここ最近では珍しく当日に追いついた回！これを続けたい！）

10数年前の（！！！）ニコ動のMAD動画系コミュニティで動き出していた「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」のオープニングを自作の手描きアニメーション、オリジナルの絵コンテで制作する企画がついに完成、ニコ動やYouTubeでそれぞれ削除対策（オリジナルの曲をカラオケ音源&カバーボーカルに差し替え）をしつつ公開されている。

絵のクオリティ、動画のクオリティもさることながら（戦闘シーンの爆炎や煙の描写、ミサイルの描写、モビルスーツのアクションのド派手さがとにかくヤバい）、曲に合わせた完璧な絵コンテ、物語や人物を理解した演出、テレビ放送を理解した一連の流れ（物語の導入の台詞から曲のイントロにつながる流れ、効果音付きの戦闘シーン、スポンサー表示枠の左右の帯など）がとにかく素晴らしい。
特にクライマックス、わずか数秒でハサウェイがマフティー・ナビーユ・エリンとなった過程となる要素をすべて詰め込んだ描写、マフティーとして己の正しさのために目的を遂行しようと冷酷に銃を向けながらも最後にハサウェイとして躊躇する表情を見せる描写など、「わかってる」人ならではの描写には本当に感動した。

制作開始当時は意図していなかったはずだけど、後に本当に劇場版として閃光のハサウェイが制作され、しかし戦闘シーンが夜行われる演出だったために、暗くて見づらい、わかりづらいという評価を受けたのとは対照的に、この動画では青空の下での戦闘シーンが描かれていて、それもまた評価に繋がっているのも面白い（劇場版の夜間戦闘も、それはそれで「閃光」を意識、意図したんだろうけども）。