【インドネシア】息を吹き込む新コロナ検査方法「GeNose検査」とは⁉
インドネシアで新たな新型コロナ感染検査が話題になっています。
インドネシア国産のコロナ感染検査キットであるGeNose検査は、簡単に早く安く検査できると2月から運用が開始されています。長距離列車による移動の旅行条件に、PCR検査、迅速抗原検査以外の検査方法として使用できるようになりました。
GoNose検査とは
GeNose 検査方法は非常に簡単です。
まず、GeNose検査を受けるためには、検査前30分間、食事や喫煙はできません。
GeNose専用の袋に、鼻から息を吸って、袋にいっぱいになるまで息を吹き込みます。
その後、袋の中の息が出ないように入り口を閉じて、GeNose検出機械を使用して検査します。
検査結果は3分後に判明するという優れものです。
結果陰性であれば列車に乗車可能であり、万が一陽性の場合は列車には乗れずに乗車券は返金されるようです。検査結果は、3日間有効のようです。
長距離列車に乗る乗客のための検査ですので、まずは、ジャカルタのガンビール駅やジョグジャカルタ駅で運用を開始するようです。
GeNose検査精度は?
GeNose検査の精度は、なんと90%を超えていると報告しています。まだはっきりした事が言えませんが、簡単に検査ができる装置としては画期的な検査であり、検査精度が本当に正しいのであれば、移動の際に検査を実施していけば、感染者をスクリーニングでき、安心感が生まれます。
検査料金が安い!
GeNose検査は、1回20000ルピア(約150円)とPCR検査や迅速抗原検査よりもはるかに安く検査できるそうです。PCR検査や迅速検査以外の代替検査として新型コロナ感染の早期発見を強化できると期待されています。
長距離列車に乗る際の様々な制約
列車に乗る際には、乗車前にPCR検査や迅速抗原検査、GeNose検査を受けること以外に様々なルールが決められています。
健康報告アプリe-HACに入力すること
体温は摂氏37.3度以下である
インフルエンザ、風邪、咳、臭いの喪失、下痢、発熱を持たない健康であること
常に医療用マスクまたは3層の布マスクを着用する
長袖を着用すること
2時間未満の乗車には、薬以外の飲食を禁止
列車乗車中に電話や乗客間で話すことを禁止
等追加のルールも数多く実施されます。
連休中に感染拡大防止できるか
インドネシアでは2月12日に旧正月を迎え、多くの人々が鉄道を利用して故郷に帰る人も多いところですが、今年はコロナ感染者拡大が続いているため、政府は移動を制限もしくは、延期を呼びかけているところです。
公務員や国営企業職員、軍人、警察官の旅行は禁止され、民間企業の経営者は従業員に対して旅行の延期を呼びかけています。連休中に感染拡大しないように、インドネシア政府としても様々な対策を発表して感染防止を呼びかけています。
安価で早く正確な検査であれば、今後世界中にGeNose検査が広がるのか、注目していきたいと思います。