婚姻編 29回目 参拾弐+α
今では、なるべく条文や法文というものを
前面に出さずに説明するようにしてきました。
導入部分でいきなり、
何とか法、第何条、何項には、こう書かれています。
ここの「~」の言葉は、なんとかという範囲で・・・・・
なんて話を書き始めたら、まあ一般の人なら
90%その時点で興味をなくし、そっと閉じるでしょう。
それは当然です。
私がもし、なにかの病気のことについて調べようとして
いきなり、病理学や生理学や、~学の説明で
化学式を持ち出されて、医療用語を多用されて、
あげくに「ご存知でしょう?これ?」みたいな文面で
書かれたら、読む気がなくなるどころではなく、
調べる気すらなくなります。
ですので、なるべくシンプルに書こうとしていますが、
それでも、登場人物が増えれば増えるほど問題は
複雑化していき、手続きも煩雑化していかざる負えない
のが現状です。
「婚姻」であれば、
ある程度までのレベルの問題であれば、シンプルなので、
周辺知識は、とりあえず省きつつ、
なんとか説明できるのですが、
やはり、第三者、当事者以外の者が絡んでくると
条文前提の話をしなければ、なかなか話を進めることが
できません。
ケースバイケースをいくつも上げることで
説明することも可能ですが、そうなると、その判断が
そもそもどういった基準をもとに判断しているかが
わかりにくく、ミスリードにつながるため、
非常に危ういです。
「ガン」という病気を説明するのに、
Aさんの場合、Bさんの場合、と一人一人の症例を
紹介することはできても、体の中でどういった
問題が起きているのか?
という説明にはなりません。
かといって、医学的知識を前提に説明をしたのでは
理解するのには相当の勉強が必要になってしまい
情報としての必要性はなくなってしまいます。
ですので、今後、なるべく条文というものを
分解しつつ、各部の説明などを織り交ぜながら
書いていこうと思います。
なにせ、この分野だけでも専門書を紐解こうとすると
500P以上の専門書が20冊以上に積みあがる分野ですので
全部を書くわけにもいかず、かといって、「書き順」
だけを説明しても問題の解決の糸口にもなりません。
そこらへんのバランスを考えながらいきたいと思います。