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やまがた百名山 斜平山(なでらやま) -米沢の低山で山の春を体感-

ご無沙汰しております。約2ケ月ぶりの更新です。

3月末から大学卒業、引っ越し、社会人生活スタートと慌ただしい日々を送っていました。

ようやく生活の方が落ち着きてきたので、4月中旬に日帰り可能な近くの山に登ってきました。

新年度最初の登山は山形県米沢市にある斜平(なでら)山です。

斜平山は米沢市街地の南西方向にある南北に伸びた山々のことを指し、

最高峰は笹野山(660m)です。やまがた百名山に指定されています。

斜平山は米沢市民に親しまれており、当日も老若男女、多くの人が登りに来ていました。

歩いたルート(google map 参照)は、

米沢駅~笹野民芸館~笹野山~笹野山~斜平スカイツリー~愛宕山(愛宕神社)~羽山(羽山神社)~米沢舘山郵便局~西米沢駅 です。

斜平山を南から北へプチ縦走するルートです。

当初、南米沢駅からの方が登山口が近かったため、南米沢駅スタートで予定を立てていたのですが、電車(米坂線)の時間を勘違いしてしまい、乗り遅れてしまいました。

次の電車までだいぶ時間があったので、仕方なく登山口まで歩くことにしました。

米沢駅から徒歩約1時間で、登山口近くの笹野民芸館駐車場に付きます。

ここで、登山靴に履き替えて、山側の林道に向かいます。

この日は、林道から登る登山者は私しかいなかったようで、クマとの遭遇がかなり不安でした。

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熊鈴を付けて、時々声を上げながら進みます。最近、ヤマケイ文庫の『人を襲うクマー遭遇事例とその生態』を読んだばかりで、クマに対してかなり敏感になっていたところでした。

「クマさん、ちょっとお邪魔しますよ・・悪いことはしませんから」

人がクマのテリトリーに足を踏み入れているのだから、クマが人に驚くのは無理もありません。人がクマに会わないように工夫して、クマに配慮することが事故を防ぐうえで重要なのかなと上記の本を読んで思いました。

ビクビクしながら登り、無事にクマとは遭遇することなく、斜平山最高峰の笹野山山頂(660m)付近に近づいてきました。

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日本百名山の西吾妻山方面が見えてきました。残雪はまだありそうです。

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登山開始から約1時間程度で電波塔のある笹野山山頂に着きました。

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山頂付近からは米沢市街地を見下ろせます。

山頂には誰もおらず、一人っきりの頂上時間を楽しめました。時折、ウグイスの鳴き声が聞こえ、山の春の訪れを実感しました。

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山頂から20分程度北に歩くと、斜平スカイツリーに着きます。

東京スカイツリーと同じ高さ(634m)ゆえにこの名前なのでしょうか。

飯豊連峰や蔵王、栗子山などの山を見渡せ、本家にも引けを取らない展望の素晴らしさでした。

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笹野山から愛宕山までの稜線上は多様な植物が見られ、長い冬を乗り越えた木々は蕾を膨らませ、花を咲かせているものもありました。

上の写真はコブシの仲間であるタムシバでしょうか。登山道から何度も目にしました。雪のように白い花が印象的でした。他にもユキツバキなど、日本海側特有の植生が見られました。

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笹野山から30~40分程度で愛宕山に到着します。ここからも米沢市街を一望できます。愛宕山から何分か下ったところに駐車場があるため、山頂は登山者で賑わっていました。今回の私のルートとは逆のルート(愛宕山から笹野山に向かう)の方がメジャーなのかもしれません。

景色を楽しんだ後は、車道を下ります。途中、神社のある羽山という山にも立ち寄り、安全登山のお礼参りをしました。

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麓の御成山公園付近は、桜の綺麗な道でした。この時は、もう散り始めていましたが、満開でしたら素晴らしい桜の道になりそうです。来年、また桜の季節に訪れたいと思います。

下山後は、住宅地を少々歩きゴールの西米沢駅に到着。米坂線は本数が少ないため登る前に時刻表は要チェックです。

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西米沢駅から斜平山を望む。1000mにも満たない低山ですが、展望は良く、植生も多様で何度登っても楽しめそうな山だと感じました。

斜平山では毎年2月頃、「斜平山カンカン渡り」という雪上トレッキングの催しが行われているようです。次回は、雪山の斜平山を楽しめたらいいなと思います。


最後に参考までにコースタイム(下山まで)を記載しておきます。

7:52 笹野観音駐車場

9:03 笹野山山頂

9:26 斜平山スカイツリー

9:53 愛宕山山頂

10:13 羽山山頂

10:55 米沢舘山郵便局   (合計:3時間3分)


今日はここまで。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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