10分日記

 この記事はAIを駆使して3分で書きました!

 というようなしたり顔で締めくくられている、鼻ポップコーンのような軽薄な文体で、水たまりのように浅い内容の記事を見て、はぁーん?こちとら3分もあれば、人間の書いたもっと血の通った面白い文章が書けますけど?とカチンと来て書いてやろうと思ったのだけれど、まあどう考えても3分は無理だったので、AIの3分と人力の10分ならまあどっこいどっこいだろうという独自公式を当てはめて、何の下準備もせずに10分でどの程度書けるのかということをやってみる試み。

 この10分というのは、高校入試を控える生徒たちには、300字程度の作文なら10分くらいで書かんことには、全然時間足らへんからな、と普段から偉そうに講釈たれている時間であるから、10分もあればそれなりの内容は書けるんだぞというところを見せておかないと示しもつかんわけですよ。

 で、それとは全く別件でさっきThreadsというよくわからないSNSを登録したんだけど、その際にInstagramとかいう若々しくキラキラしいSNSも登録が必要らしく新規登録しようとしたら、もうそのアドレスで登録されてるけど?とか言われて、いやいやそんなバカなことあるもんかいと思って記憶を辿ってみたら、そういえば20代前半の頃の俺って、アーリーアダプターを気取る物知らずの傾向があって、何でもとりあえずは登録する悪癖があったのね(noteもそういう感じで初期に登録したから、アカウントの歴だけは10年くらいになる)。

 で、登録したものの、俺はお洒落な写真なんか投稿せんしな……と放置していたところ、ちょうど当時流行りのライン乗っ取りの被害に遭って、ほうぼうに迷惑かけたときにパスワードが一緒に流出したのか、いつの間にかインスタも乗っ取られてて、知らない間にキリル文字でびっしりのプロフィールに変更されてて、肌を大胆に露出した白人のお姉さんの写真が大量に載せられているアカウントに変わっていたというのを思い出したわ。

 というわけで10分経ったからもうおしまい。「浅い」を形容する気の利いた比喩を探していたら、それだけで3分くらい経ったわ(挙句でてきたのが水たまりとはな……)

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