新入社員研修②
前回に引き続き新入社員研修について書いていきます。
インターネットとSNSの普及により企業が危機管理として、個人情報の漏洩や企業秘密の漏洩を防ぐことの重要度が増しています。
少し前には、教育系の企業に勤める派遣社員が個人情報をスマホを使って盗み出し売却していたという事件がりました。最近でも個人情報が入ったパソコンをバスに置き忘れて後日他のバスから見つかったというようなこともありましたね。
個人情報の漏洩は企業にとって信用を大きく失墜させることとなりますので新入社員のうちから個人情報の取り扱いに関する研修は必須だと思います。
もちろん既存社員も毎年継続して研修するべきです。新入社員の研修と同時に実施するのが効率的でいいと思います。
プライバシーマークのような認定資格を取得している会社であれば、その規格に沿って研修を行えばある程度の内容は伝えられると思いますが、そうでなければ人事担当者やセキュリティ責任者が自ら研修内容を考えて実施する必要が出てきます。
ひとつの方法として、個人情報に対する会社の考え方をわかり易い文章にして、その文章を穴埋め形式にしてテストするもよいのではなないでしょうか。
個人情報保護委員会が公開している研修動画も参考になりますので研修動画として利用するのも良いでしょうね。「利用目的」や「第三者提供」など最低限知っておくべき内容を早いうちから従業員に意識してもらうことが重要だと思います。
個人情報の取り扱いと並行して実施すべきなのはSNS研修です。従業員のSNSの使い方に関する研修ですが、とにかく会社の情報はSNSに載せないようにすることが大事です。
SNSで炎上すると、個人はもちろんその個人が所属する会社にも影響を及ぼしかねません。それがデジタルタトゥーとして一生残ります。
私がSNS研修するときは、あえて昔の炎上案件を題材にします。いつまで経っても消えないということを知ってもらうためです。
とはいえ、最近感じることは我々よりも若者のITリテラシーの方が相当高いので逆に教えてもらうことも多いですね。私自身も子どもから教えてもらうことが多いです。
これからはAIがもっと進化していきます。文章、画像、動画などがAIで簡単に作れてしまう時代です。使い方によって良い方向、悪い方向、両方に影響しそうですね。
インターネットが普及した一番の大きな理由はアダルトサイトだと言われていますが、インターネット同様倫理観を持って使うことが重要になってくるでしょうね。
新入社員研修について2回にわたって書きましたが、まだまだ深堀りできそうな内容ですね。私ももっと勉強してより良い研修ができるようにしていきたいです。
それではまたです。