晴れの日、上棟!!
こんにちは。木のいえ設計室くわくわの巻 京子です。
昨年末からお打ち合わせをさせていただいていた住宅の上棟式がありました。阿蘇カルデラの農園地帯にある敷地では、強い風が心配でしたが、今日は昨日とうって変わって、日差しも暖かく、上天気でほっといたしました。
南側に寝室、和室、リビングを並べたので、日当たりの良い、温かな家になると思います。夏の日差しを避けるために、軒の出を1.2mに。この長さは、冬の日差しも取り入れることができ、また夏の日差しは遮ることができる。ちょうど良いサイズだと思います。あまり長くしてしまうと、居室が暗くなります。
リビングと和室の障子を開くことで、大きな空間が使えるようになるプランです。夏は広い空間に、冬には建具を閉じて温かく、ご使用いただけるようにしました。
熊本の古い家は大体が、寝室は北側、キッチンも北側、と住む人中心の家ではなかったように思います。広い廊下や北側の廊下を通ってトイレにいくなど、ヒートショックを受けやすい間取りがとても多いようです。家はこうあるもの、という固定概念で家づくりが進むと、寒くて使いにくい家になってしまいます。
寝室が南側にあれば、テラスで布団干しも楽にできます。主寝室のすぐそばにトイレを配置すれば、ヒートショックによる突然死なども防ぐことができます。
新しい家づくりには、住む人本位のプランづくりを!というのが私が熊本に来て9年目に強く思うことです。
女性はなかなか家づくりに参加しにくい、男性本位で進められることも多かったように聞いています。
これからは、女性の意見を取り入れて、暮らしやすい家を建てていただきたいと思います。お手伝いをさせてください。
新型コロナの影響で品物が不足だとされていた住宅設備もようやく、少しずつ緩和されてきた、と聞いています。
今日上棟を迎えたお宅は、国内に工場を持つメーカーの物を選択していただいたので、着工の運びになりました。
柱や梁が立ち上って、ようやく家のボリュームがわかってきた、と嬉しそうにお話くださったオーナーさんの笑顔が印象的でした。
無事、工事が進みますように。