東京23区内で採れるクワガタ・カブトムシスポット情報
本記事では、業界では最大のタブーとされる「東京23区内・近郊におけるクワガタ・カブトムシの採集場所」について解説します。各方面から絶対に怒られますが公開します。無料部分で5,000文字あるので、根気のある方なら特定可能かもしれません……。
記事の値段について
まず、この記事を見ている皆さんが無視できないのは、本記事の「5万円」という値段でしょう。これはnoteで設定できる最大の価格であり、いくら有料noteと言ってもなかなか見るものではありません。
しかし、私はこれでもまだ、この情報は「安い」と断言できます。初めに、その理由について説明していきます。
郊外の山奥に行けば、クワガタやカブトムシはたくさんいます。雑な言い方ですが、その辺にいって適当に捕まえてくればよいでしょう。しかし、東京23区近郊に場所を限定すると、その発見難易度は格段に上がります。
理由は大きく分けて3つあります。
1.樹液の出る木が極端に少ない
まずそもそも、東京23区内は人口が密集していることもあり、森林の数が非常に限られています。その中で、クヌギやコナラなど樹液が豊富に出る木を探していくことは、知識のない人には至難の業です。
2.個体数が少ない
樹液の出る木が成長するためには日光がかかせないのですが、林が露出しすぎていることは、同時に天敵に見つかりやすい状態とも言えます。適度に生い茂った植生であり、尚且つ日光が当たるのに適した斜面であること。これらがクワガタ・カブトムシが成長する上で必須の条件になるのですが、東京に場所を限定すると発見の難易度は途端に上昇します。大抵の植物林は昆虫が育つには小さすぎ、天敵である野鳥に見つかりやすい平坦な地形をしているからです。
3.採集者が多い
東京は、虫自体の個体数は非常に少ないにも関わらず、採集者はどの地域よりも多いです。「採集圧」という言葉は、人間がどれだけ集まって虫や魚を取るかということを示す指数ですが、東京の場合はその過密人口のせいで採集圧が極端に高まる傾向にあります。クワガタやカブトムシを取るのにふさわしい最高の環境が見つかったとしても、30人も集まれば採集圧は最高値となってしまい、その環境から簡単に絶滅してしまうのです。カブトムシやクワガタは基本的に環境を変えて移り住むことはないので、一度採集され切ってしまうとその環境に個体数が元に戻ることは二度とありません。
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現代のようなインターネットが普及した社会では、よい採集場所の情報は一瞬にして伝達されてしまいます。ひとたびネットに情報が公開されたら、その環境はその日のうちに破壊されるでしょう。このような事例はクワガタ界隈で度々目撃してきました。
これが、本noteを5万円という値段に設定している最大の理由です。
どういう人が購入する?
「こんなに高くして買う人いるの?」という方もいると思いますが、確実にいます。
本記事では公開していませんが、私はフォロワー300人ほどの昆虫アカウントでときたま虫の写真をアップしています。(それほど精力的に投稿しているわけではなく、あくまで趣味の範囲内です)
夏が近づくと、そのアカウントに連絡がくるのです。「いくらでも払うから、虫が採れる場所を教えて欲しい」と。
上述のような理由から、普通クワガタ・カブトムシ界隈の人は採集場所を公開したりしません。スポットでたまたま他の採集者と出会ったとしても、「どこで採りましたか?」と話し合うことも絶対にありません。それほど東京都内における昆虫の存在は貴重であり、私たちのような人間にとって採集場所は非常に重要な情報なのです。
しかし私は5回ほどこのような連絡に応答して、1つのスポットに同行したことがあります。
会社を辞めて暇になった人からは
「去年仲間と山に行ったが誰も見つけられなかった、、、」
2人兄弟の息子がいるお父さんからは
「去年は見つけられなかったので、今年こそ息子たちにいいところを見せたい、、、」
などなど。熱心な依頼文を見ていると心が動かされてしまい、私は業界の不文律を何度か破っています。
私はサービスを提供していたわけではないのでいずれにおいても値段を提示していなかったのですが、どの依頼でも非常に感謝していただき、3万円から10万円ほどの謝礼金をいただいています。
ご依頼いただいた方に共通していたのは、「去年採れなかったという経験がある」ということです。おそらくですが、虫採りがそれほど難しいことだとは思わず挑戦し、失敗した後で情報の価値に気付いたということなのでしょうか。確かに、虫採りを始める前から「クワガタの採集スポットの情報に価値があることに気づけ」というのは無理な話かもしれません。
それでは、なぜ私はクワガタ・カブトムシの採集場所を知っているのか?この部分についてお話ししたいと思います。
東京都内の虫採りスポット特定方法
結論からいうと、全て独学です。一般的な理論から場所を割り出して実際に歩き回り、23区内においては7つのスポットを特定しました。
他の採集者がほぼ気付いていないような場所なので、私自身も毎年重宝しているスポットです。
どのように場所を割り出したのか。推測の根拠を無料で公開します。
1.植生
クワガタやカブトムシなどの甲虫が育っていくためには、前述の通り、樹液の出るクヌギやコナラなどのブナ科の広葉樹が必須の存在です。しかし、ただ生えていればいいというわけではありません。樹木が樹液を豊富に出すためには、十分な量の日光が必要となるからです。つまり採集スポットは必然的に「日当たりの良い南向きの方角かつ、日光が豊富に取れる緩斜面」である必要があります。また、森林は小さすぎてもいけません。ある程度の大きさがあり、その目安は食物連鎖のループが適切に循環していることです。
私はこのような環境を優良採集スポットと定義して、図書館でひたすら文献を漁りました。特に役立ったのは官省庁が発行した古い書籍で、どのような種類の植物をどのような地形に植えたかが記された大判の地図です。かなり膨大な情報量だったので全て確認するのに3年以上かかりましたが、その成果もあり、7つのスポットを特定するに至っています。
2.私有地でない
上記のような植生が見つかったとしても、私有地であれば当然立ち入ることはできません。これは実際に行くまでわからないので、地元の交番などで確認しながら調査する必要が出てきます。
3.身体特性
身も蓋もない話なのですが、私は人より鼻が効きます。本当に親しい中学時代からの友達と虫採りに出かけたことがあったのですが、他の2人が感知できない樹液の香りを私だけ追えることに気がつきました。クヌギやコナラの香りは、例えるのが難しいですがなんとなくアルコールのような香りがします。
4.動物を使う
広大な広葉樹林の中で樹液の出る木だけを特定するのに使える技術は他にもあり、代表的なのはその場にいる動物を使う方法です。私はよく蝶やスズメバチを追いかけます。精度は非常に高いですが、かなり体力を消耗するのであまりおすすめはできません。そもそも、その場所にクワガタやカブトムシが確実にいるという当たりがある程度ついていないと、全てが徒労に終わってしまいます。
5.時間帯
クワガタやカブトムシは、朝いるイメージが強いと思います。それは、「木に蜜を塗っておいたら朝方集まっていた」というような映像をよく見るからだと思うのですが、、、
基本的に朝集まる虫というのは、競争に敗れた弱く小さな個体たちです。強い個体というのは樹木から出る新鮮な蜜の争奪戦に悠々と勝ち抜き、天敵に見つかりにくい20時〜24時に食事を済ませ、再び森に消えていきます。明るくなってから人間の用意したエサに群がる個体というのは、捕まえてもすぐに死んでしまったり、小さかったり、戦いの意思が弱かったりします。
養殖の昆虫が比較的安く手に入るにもかかわらず、それでも虫採りの情報に価値があるのは、養殖モノは闘争心がなくて弱いからです。そのため、野外で育った昆虫は「ワイルド」として明確に区別され、市場価格も大幅に変わってきます。
せっかくスポットに出かけて虫を採るのであれば、できるだけ大きく、強い虫を採りたいと思うのは自然なことです。そのためには、日の出ているうちに下見を済ませ、強い個体が活動する20時から24時に採集活動を行うのが基本となります。しかし、街明かりが一切ない暗闇の中で、樹液の出る木だけを特定するのは非常に困難を極めます。
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私が特定に使った5条件をお伝えしましたので、もしかすると根気のある方なら、今から図書館に行って私と同じ場所を特定できるかもしれません(数年の調査は覚悟してください)。
しかし、数年前にこのスポットを調べ始める前の私が5万円でこの情報を提示されたら、、、間違いなく即決で購入するでしょう。それほど、この特定作業は辛く険しい道のりでした。スポットを特定するまでにかかった交通費だけで大幅に元が取れてしまいます。
お伝えしたとおり、採集圧が高まるとその環境から虫が絶滅してしまうため、あまりに多くの人にこの情報を知られては困ります。
よって、このnoteは1年に20部の限定発売とします。
虫の発生時期
2023年4月に公開しているこちらのnoteですが、虫の発生時期にはピークがあります。特別にこちらも無料でお教えします。
8月、特にお盆以降は虫の個体数が極端に減少するため、夏休みに虫採りへ出かけようとしている方はご注意ください。森の中で死骸を見つける羽目になります。
(もちろん、オフシーズンに購入されても毎年使える情報ではありますが、、、)
虫採りの実績
私は大学1年生のときから虫採りに没頭し始め、かれこれ8年ほど毎年虫採りに出かけています。
今回ご紹介するスポットも含め、多数の虫採り実績がございます。
有料部分
以下から、有料部分となります。
有料コンテンツの内容は以下の通りです。
1.虫の採り方
ルッキング採集/樹液採集/灯火採集/トラップ採集/ライトトラップ採集/穴掘り採集の6つについて簡単に解説します。
2.必要物
私が普段携行している必須物品をご紹介します。
3.スポットについて
Googleマップのリンクを用いて詳細にお伝えします。また、どの採集方法が適しているかも付記します。
4.各スポットの特性・採集可能時期・注意点など
場所による特性を詳細にお伝えします。
5.虫が採れなかったときの返金連絡フォーム
もし虫が採れなかった場合、7スポット中3つにおける「現地昼の下見写真」「現地夜の実地写真」をフォーム宛にお送りください。
その場合、本記事を作成した私本人がお客様の虫採りに無料で同行します。(お連れ様は3名までとさせてください。)
それでも虫が採れなかった場合、こちらのnoteでお支払いいただいた5万円はその場でお返しいたします。
6.虫採り同行依頼フォーム
スポット情報だけでは虫採りが不安な方へ、本記事を作成した私本人が確実な成果をお約束いたします。こちらは当日別途5万円を頂戴いたしますが、虫が採れるまで同行いたしますので、初心者の方には特におすすめとなっております。2回同行しても虫が1匹も採れなかった場合同行料金は頂戴せず、noteの代金も返金いたします。それほど自信のある情報です。
有料部分では、東京23区内4箇所、東京都内2箇所、埼玉県1箇所をご紹介しています。
採集方法
ルッキング採集
ここから先は
¥ 50,000
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