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天才疑惑

5歳の息子が不意に「7+7は?」と(私を試すというより、純粋に疑問として)聞いてきたので、「7は5と2でできてるでしょ?だから7+7は5と2と5と2だから14だよ」と教えてみた。 続けて「じゃあさあ、6+6は?」と聞いてみたところ、「えーと。12!」と正解。 さらに続けて「じゃあさあ、7+6は?」と聞いてみたところ、「13!」と即答。 思いのほか早かったので「どうして分かったの?」と聞いたら「だって6は7より1少ないもん」ですって。 てっきり5+2+5+1で13を導き出すもの

    • もっと進化を

      ここ30年でテレビは薄く、大きく、鮮やかになった。 洗濯機は乾燥までしてくれるし、掃除機は勝手に部屋中を綺麗にしてくれる。 電話はどこへでも持っていけるようになり、手帳、カメラ、オーディオ、地図、辞書、ゲーム、財布、その他およそ身の回りにあると便利な機能のほとんどを集約し、かけがえのない存在になった。 30年前の人にこんな風になると言ってもきっと信じてもらえないだろう。 もちろん、30年前と変わらないことだって沢山ある。 相変わらずけっこう幅広い年代の女性が月に一度一週間ほ

      • いつも気づくのが5年遅い(2)

        さてさて、弊社コピーライターの求人に応募してくれた33歳、未経験の彼女。前の記事で「人がらは申し分ない」と書いたけれど、頭の回転が早いし、ユーモアもあって、発想力にも期待できそう。 ただ、どうしてもひっかかるのが年齢と性別だ。 女性だろうが、いくつだろうが、既婚だろうが、子持ちだろうが、純粋に能力で評価されるべき、という理想は理解できるものの、現実が追いつかない。 よりによって、彼女は少し年上の男性と入籍したばかりだというのだ。 愛する人と新しい生活を始めるという、本来

        • いつも気づくのが5年遅い

          今日こそは元旦の西武・そごうの広告について。 まず、先述の通りわたしの住む街には西武がないので(そごうもない)わたしがこの広告について知ったのは新聞紙面ではなく、J-CASTのこの記事でだった。 https://www.j-cast.com/2019/01/07347424.html?p=all 「議論を呼んだ広告」として出会ってしまったので、純粋にこの広告を見たらどういう印象だったのかは今となってはわからない。 ただ、そういうものとして見ても「そんなに目くじら立てなくても

          わたしの一曲/Electric Lady Land

          今日は炎上した西武・そごうの元旦新聞広告について、わたしの思うところを書く予定だったのだけれど、子どもの習い事に付き合ったりなんだりしたら思いのほか疲れてしまったのでノート3日目にしてストックから記事を放出したい。 以下は、勤務する会社のWebサイトで社員持ち回りで担当するエッセイとして書いたもの。 テーマはズバリ「わたしの一曲」。 分かる人に分かってもらえればいいか、という自己満足以外のなにものでもないのだけれど、ある時期の自分を表現したセルフポートレートにはなっていると

          わたしの一曲/Electric Lady Land

          西武百貨店とわたし

          自分で服を買うようになるまで、わたしの服はだいたい母が西武で買ってくれたものだった。わたしが保育園や小学校に行っている間に買ってきてくれることもあれば、日曜日や祝日に一緒に出かけて買ってもらうこともあった。 西武までは車で40分くらいかかったから、そんなに近いわけではない。 それでも母は近所の店ではなく西武で服を買い、わたしはそれを着ていた。 西武で買った服で西武に買い物に行った時、知らないおばさんに呼び止められて「その服可愛いね、どこの?」と首の後ろにあるタグを確認された

          西武百貨店とわたし

          とにかく始めてみる

          「今年は何かを始めたい」 親しい友人宛の年賀状にわたしが書いた一言だ。 書いてみるまではそんなこと思ってもいなかったし、 なんでそんなことを書いたのか見当もつかないけれど 書き終わってみれば「何をしよう?」と考えている私がいた。 ここまでが年末の話。 そうして迎えた2019年ももう10日目だ。 結果としてこの間わたしは何ひとつ始めていない。 いつものメンバーといつもの場所でいつもの通り年を越し、 いつもの仕事をいつものように再開していつもの生活をし、 ポストに入っていたスポ

          とにかく始めてみる