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デゾ・ホフマン写真展に行く!
デビューから間もない若きビートルズを代表する写真の一枚がマッシュルームカットでエリなしスーツの4人のカット。
これらアイコンとなっている写真の数々を撮影したのはチェコスロバキア生まれのカメラマン、デゾ・ホフマン(1912-1986)だ。
「デゾ・ホフマン写真展」が2024年5月21日(金)まで丸善丸の内本店4Fギャラリーで開かれているのを訪れた。
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ビートルズの専属カメラマンだったデゾが撮影した若々しいビートルズ・メンバーの貴重な写真30点が一堂に集結している。
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この写真展では他に、リバプールのセフトン・パークでのフォトセッション(63年3月25日)でジャンプしている4人の躍動的な写真も。
また、62年9月4日、ロンドンのEMIスタジオ(のちのアビーロードスタジオ)でデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」や「P.S.アイ・ラヴ・ユー」の録音をする4人の写真が紹介されている。
最近音源が発見されて話題となった63年4月4日の英ストウ地区のストウ男子校でのコンサートの合間に撮られた写真もある。
私(筆者)は85年にロンドンでデゾ・ホフマンに会ったことがある。
ビートルズ・シネ・クラブ(現在のザ・ビートルズ・クラブ)のリバプール・ロンドンの旅の一環だった。
好々爺だったデゾは64年2月にビートルズがパリ滞在中、「抱きしめたい」が米ヒットチャート首位を獲得した報せを受けた時のことを話してくれた。デゾはビートルズの4人のことをまとめて「boys」と話していた。
デゾ・ホフマンはプラハでジャーナリズムを学び、20世紀フォックスでフォトジャーナリストとして働く。その間、チャーリー・チャップリンやマリリン・モンローらを撮影。
また、アーネスト・ヘミングウェイ、ロバート・キャパらとともに、ヨーロッパ戦線の第一線で活躍する報道カメラマンとして名を馳せた。
62 年にビートルズと出会い、67年までオフィシャル・カメラマンとして専属契約。数々の歴史的瞬間に立会って数々の写真を撮影した。
今回、特別展示として、アビイ・ロード・スタジオで1957年から70年代半ばまで使用された大型録音機(レコ―ディング・コンソール)「BTR2」やジョン・レノンのために映画「ハード・デイズ・ナイト」用として仕立てられたベルベット襟のスーツも展示されている。
さらに、ビートルズのメンバー4人のサイン入りのデビュー・アルバムなども展示・販売されている。
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ビートルズ・グッズやお宝が大集合するフェアも併催する。
ビートルズ T シャツ、キャップ、マグカップやボールペンなどの定番アイテムを始め、ビートルズの直筆サインなどのお宝も展示即売される。
入場料は1500円。ザ・ビートルズ・クラブ会員は200円引き(要会員証提示)。会期中無休。時間は午前9時から午後9時(最終入場は午後8時半まで)。最終日の入場は午後2時半まで。
ザ・ビートルズ・クラブへの問い合わせは:03-5453-2700(火曜日から土曜日までの 午前11 時から 午後4 時まで)。
一般からの会場へのお問い合わせ先は:丸善丸の内店:03-5288-8881(ギャラリーまで)。