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世良ライブwith竜童
世良さんすごい!竜童さすが!
そういうコンサートだった。
2024年2月12日(月・祝)、ライブ「世良公則 Knock Knock 2024 with 宇崎竜童」が「江戸川区総合文化センター」(東京都江戸川区中央4-14-1)で行われたのを観た。
定刻になるとジャジーな曲が流れて英語のアナウンス。すると黒いサングラスをかけた世良さんが現れて手を合わせてから中央の椅子に座った。アコースティックギターを手にして、まず歌ったのは「ハート・オブ・ゴールド」。「サレンダー」という曲を続けた。
ここから世良さんが小指の骨折について語った。
「小指の不自然な白いテープが気になるでしょう?去年の7月20日、ツアー中でしたが、小指を骨折したんです。第一関節が割れてた。11月ぐらいまでライブを重ねていくと痛くなってきましてね」。
小指に3本のワイヤー
「東京に帰って専門家に診てもらうと「もし腱が切れてたら指が動かなくなっただろうと」と。急遽、指に3本ワイヤーをぶち込みました。手術中、指だけ麻酔してたんで、声が聞けるんですよね。すると「これくっつかないですよ」とか「もう1本いっちゃう」なんて聞こえてきたりして」。
小指にワイヤーを入れてから初めてのライブだ。「少しずつギターを弾いてリハビリをしようということになりました」。
ここで、「新造人間キャシャーン」のために世良さんが書いた曲「青い影絵」を披露した。続けて世良さんの若い人たちへの想いが詰まった楽曲で「アイノウタ」を文字通り愛を込めて歌った。
世良さんが「ロックンロール・フォー・ユー」と叫んで始まったのがツイスト時代の大ヒット曲「宿無し」。会場のボルテージが上がった。
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力強くドスの効いた歌声は昔のまま。いや、むしろ迫力は増している。
世良さんのキャリアは46年目に突入したところ。「46年のうちの最初の2,3年の記憶で止まっている方もいるでしょうね」。
若い人の中には俳優としての世良さんのファンになり、調べてみると「世良さんってロッカーだったの」という人もいるという。
ここでデビュー曲「あんたのバラード」をアコギで歌い上げた。
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続けてこれもツイストの「銃爪(ひきがね)」。
歌い終わると世良さんが「盛大な拍手でお迎えしましょう。大先輩、宇崎竜童さん!」というと白いシャツにレザーパンツの竜童さんが登場した。
竜童さんは今日会場の周りをぶらぶらした話をした。
世良さんがいつも半袖なので自分もそうしようとしたがリハで寒かったので、外でシャツを買おうと思ったのだという。やっと見つかった古着屋でシャツをゲットして戻ったという。レザーパンツの裏に暖かいよう裏地が貼ってあるとの話を披露すると会場は大いに沸いた。
ここで二人で、ダウンタウンブギウギバンドの時代の曲「サクセス」。
しばしトークの後、「(山口)百恵さん17歳の時に作った曲です」と竜童さんが言って二人で「イミテーション・ゴールド」。
男性ボーカル、しかもこの二人の男臭いボーカルによる百恵ちゃんナンバー、これまたいいものだなあと思った。
竜童さんが沖縄の問題について述べた後、そのために作った「沖縄ベイ・ブルース」をエレキ・シタールで披露した。
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続いて二人が歌ったのは「横浜で名曲といわれていて、横浜ではいつでも誰かが歌っているナンバー。中華街で飯屋をやっているブルースギタリストのエディ藩が曲を書いて、あの藤竜也が詞をつけた曲」との説明で「横浜ホンキ―・トンク・ブルース」。
ちょうど同じような時間帯に、かたや横浜でライブを行っているエディさんに送り届けようとしたかのような粋な計らいだと感じられた。
ここで「洋楽のコピーを」といって歌ったのはクリーデンス・クリア・ウォーター・リバイバル(CCR)の「雨を見たかい」。
本編の最後はウクライナについて書いた「ドリーマー」。
アンコールは、まず竜童さんの「生きてるうちが華なんだぜ」。そして締めくくりはツイストの大ヒット曲「燃えろいい女」だった。会場からは合唱が起こった。こうして2時間強のコンサートは幕を下ろした。
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