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Godiego Live!2023

 私にとってゴダイゴといえば、テレビの音楽番組の常連であり、それこそ飽きるほど見たような印象が残っている。青春時代の一コマであり、学生時代のBGMでもあった。そのゴダイゴの最新ライブを観た。
 素晴らしいコンサートだった。最後の最後、「お忘れ物のないように・・・」という終演を告げるアナウンスが流れているにも関わらず、拍手が鳴り止まず、メンバーたちが再び姿を見せたのだ。
 2023年10月22日(日)、「クアーズテック秦野カルチャーホール大ホール」(秦野市文化会館:神奈川県秦野市平沢82)で「Godiego Live! 2023」が行われた。


 定刻の午後4時にコンサートは幕を開けた。まずは「If you are passing by that way」。そして、タケカワユキヒデさんが「こんにちは。ゴダイゴです」と話すと会場から拍手が沸き起こった。
 デビュー・アルバムの「『新創成紀』から」といって「Yellow Center Line」「It's good to be home again」などを披露した。
 「お分かりでしょうが、いろいろなアルバムからやります」とタケカワさんが言って、次は『KATHMANDU』(1980)から「Leidi Laidi」というノリのいい曲や「ナマステ」などを演奏した。
 タケカワさんはじらした。「次は『西遊記』に行ってしまいます。いきなり「ガンダーラ」ですか。違うんですよ。じゃあ「モンキー・マジック」ですか。違うんですよ。さあ、この曲はいかがでしょうか」。
 「Asiatic Fever」が始まった。そして79年のアルバム『Our Decade』からは「The dragon's come alive」など。
 メンバーが一人ずつ話をした。ミッキー吉野さんは、タケカワさんのソロ・アルバムを気に入っていた寺尾聡さんに「ミッキーはタケカワとやれば絶対売れるから」と言われたという話を披露した。
 ギターの吉澤洋治さんは「以下の条件を満たせば秦野市に移住してもいいと思っています」として、NGなのはサル、イノシシ、熊だと話した。「山のほうで毎日、小鳥の声を聴いてギターを弾いている生活もいいかなと思っていまして」と話すと、会場から「全部いる!」との声。
 メンバー紹介を一時中断して「比較的新しい曲」を2曲。

 再びメンバーからの話でベースのスティーヴ・フォックス。「夕べ、焼き肉屋に行ったらそこは昭和のポスターが貼ってあったり、銀河鉄道の漫画が貼ってあったりして。人と話してて、あんまり銀河鉄道の話知らないんだよっていうと鉄郎やメーテルのことなどを説明してくれました」。
 「感心しました。でも考えてみたら今の時代とよく似ている。イーロン・マスクはAIを支持している人だけど、悪いAIも出来るから注意しろって言っている。メーテルはAIだけど、鉄郎みたいになって自分の心を守ってロボットにならないように注意しましょう」。
 ドラムのトミー・スナイダーは「久しぶりにホールのコンサートが出来て感謝しています」と気持ちをあらわにした。
 タケカワさんは「誕生日おめでとうございます。誰も言ってくれないから、自分で言っちゃいました・・・ロウソクってのは命が消える気がして吹き消しません」と話した。 
 メンバーの話が終わっての一曲目は「モンキー・マジック」。


 続いて「Holy&Bright」。本編の締めくくりは「ガンダーラ」の英語バージョンだった。メンバーがステージを去ると、スクリーンが上から降りてきて、懐かしい映像が映し出された。
 主にTBSテレビの「ザ・ベストテン」の映像だった。黒柳徹子さんや久米宏さんとのやりとりや「モンキー・マジック」「銀河鉄道999」「Beautiful Name」といった曲の演奏シーンが流された。
 それが終わるとメンバーが帰って来た。スクリーンに「71 HAPPY BIRTHDAY」の文字。そしてケーキが中央に運ばれてきた。タケカワさんは10月22日で71歳になった。そして歌われたのは「Beautiful Name」。メンバーが観客に歌うように促した。


 最後の最後は「銀河鉄道999」で観客は総立ちで大盛り上がりだった。
 アンコールが終わり終演のアナウンスが流れるものの拍手が鳴り止まなかった。メンバーたちが再びステージに現れた。
 タケカワさんが言った。「これからじゃんじゃんライブをやりますから来てください!どうもありがとうございました!」。


 
 
  

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