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JUJU20周年ツアー
JUJUのデビュー20周年記念アリーナツアーの千秋楽が2024年8月25日(金)にさいたまスーパーアリーナで開かれた。
タイトルは「Your Request 2024 JUJU Arena Tour 20th Anniversary」。
素晴らしいエンタテイメントショーだった。
ステージがゴージャス、バックバンドは腕利きをそろえ、もちろんJUJUの歌唱力が素晴らしいことはいうまでもない。
定刻になると、ステージ奥のスクリーンに、デビューの2004年から現在の2024年までのその時々の曲をBGMに映像が映し出された。
そして赤い衣装を身に着けたJUJUが登場し、オープニングナンバーの「Hot Stuff」を4人のダンサーを従えて披露した。
2曲目もアップテンポなナンバーで「Stayin'Alive」。
続けてオルゴールの音が鳴って、始まったのが「素直になれたら」だったー「抱きしめてほしいよ ほんとは 今すぐにぃ」。
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ここでJUJUが挨拶した。
「コンサートの最初は挨拶で始めるって決めているんです。私の祖母が口を酸っぱくして言っていたのは人と人の基本は挨拶だということなんです」。そして観客席とのコール&リスポンスがあった。
再びJUJUが話をした「このツアー20周年って本当に信じられない・・・」。そして「ままならない想い」で生きて来たとして、「ままならない曲」を歌ってみますと話した。
歌詞が素晴らしい曲「ラストシーン」を歌ったー「愛してるってあなたの言葉がさよならよりも悲しい」。
続けて「この夜を止めてよ」。
ここで1950年代末のジャズ曲「Take 5」を披露した。ギター、ドラム、サックスなどそれぞれの楽器のサウンドが引き立っている。
次はピアノのイントロで始まった。そう、「ピアノマン」ことビリー・ジョエルの楽曲「ニューヨークの想い(New York State of Mind」をJUJUは熱唱して、もう自分のものとしていた。
そしてJUJUは「Remember (The Good Times)」を披露した。これはスコーピオンズのナンバーだ。
人間交差点としてのスナック
ここでステージ後ろに「Snack JUJU」のピンクの電飾が現れた。もちろん、JUJUをママにしてスナックJUJUが開店したのだ。
「昨年私は全国47都道府県に店を出させてもらいました」。
「スナックって人間交差点だと思うんです。人間交差点のなかにあるスナックは心の止まり木だと思います」。
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まずはアン・ルイスの「六本木心中」で会場が大いに盛り上がった。勢いは続き、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」。
そしてテレサ・テンの大ヒット「時の流れに身をまかせ」と竹内まりやの「シングル・アゲイン」が続いた。
「シングル・アゲイン」にはきらりと光る歌詞があるー「もし再び出会って瞳を探り合っても隔てた時間(とき)を埋めるすべは何もない」「手放した恋をあなたも悔やんでるならやっとほんとのさよなら出来る」。
「What's Love?」「37C゜」「If」「sayonara」を歌った。
「ここからJUJU苑をやります。今月のユーミンです」というと波の音が流れて来て、JUJUが大好きなユーミンの「海を見ていた午後」を歌った。
名曲だ。「ソーダ水の中を 貨物船がとおる」という歌詞の素晴らしさは多くの人の指摘するところだ。そして歌詞に登場する「ドルフィン」というレストランを「聖地」として訪れる人が後を絶たない。
「ユーミンって人生の教科書だと思うんです」とJUJU。
「私は山の中で育ったので、この曲を聞くと、ああ海って思って、大人になると海ってこういうふうに見えるんだなって」
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久保田利伸の「LA・LA・LA Love Song」を続けた。
そしてスキマスイッチの「奏(かなで)」。「東京」、「ナツノハナ」、「明日がくるなら」と続けていった。
JUJUは話した「この20年、私もある程度一線を越えてきたんではないかと思います。今、みなさんとさらに一線を越えたいんです」。そして歌ったのが「一線」という作品だった。
ここからがアンコールだ。
途中は金のラメの衣装だったJUJUが水兵さんの恰好で現れた。
そして まず歌ったのが「やさしさで溢れるように」。これはソニーミュージックで初めてのシングルだった。
歌い始めると、上からピンク色のハート型の紙吹雪が降ってきた。
「私の気持ちが空から降ってます」
「今日は本当にありがとうございました。今日がデビュー日だと考え、ツアーファイナルだと考えて、肩に力が入り過ぎてペース配分間違えちゃった。でもここで皆さんと過ごすことが出来て幸せでした」
「機会を見つけては参加して下さった皆さんの積み重ねがあってこその20年なんです。一つ一つが今日に繋がっています。何よりこの20年、私をここに連れて来てくれて本当にありがとうございます」
最後の最後はJUJU3枚目のシングル曲「奇跡を望むなら・・・」だった。「20年経って奇跡という言葉がよくよく理解できるようになりました」。会場は大いに盛り上がり、約3時間弱のライブが終わった。