フジ子・ヘミング版画展!
昨年4月に亡くなったピアニストにして画家のフジ子・ヘミングさんの作品などを展示する「「フジ子・ヘミング版画展」&お薦め作家展ー藤田嗣治、竹久夢二、小物などー」が2025年2月4日(火)まで西東京市のスペースコウ(西東京市柳沢6-1-11秋桜マンション103)で開催中。
開廊時間は午前11時から午後6時(最終日は午後4時まで)。
アール・ラモの企画による展示会だ。
フジ子・ヘミングは1932年、ベルリンに生まれた。
1939年、ベルリンから帰国し、東京で育つ。
1948年、中耳炎が悪化し、右耳の聴力を失う。
1951年、ドイツに留学する。
風邪をこじらせて、残っている左耳の聴力をも失ってしまう(のちに40%ほど回復する)。1995年、母の死後、日本に帰国。演奏活動。
1999年、ファーストCD「奇蹟のカンパネラ」が大ヒット、30万枚を売り上げて、一躍人気ピアニストとなる。
この作品「想ひ出」は、母親が亡くなって遺品を整理していたら、フジ子が子ども時代に人形用として作った衣装が出てきて感激したというエピソードを描いたもの。
日本でも人気の藤田嗣治(1886-1968)作品も展示されている。
大正ロマンの香り漂う竹久夢二の作品も楽しめる。
東京生まれで東村山在住の作家・高橋慧さんは猫など動物を主として描いている。とりわけユキヒョウなど絶滅危惧種の動物を描いた「楽園の時代」シリーズに力を入れている。
林修子さんの作品も楽しめる。