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『くーや。の漢方note』#2 続:漢方ってなんぞや?!~漢方の考え方①陰陽説→気血水


白でも、黒でも、グレーでも
私は私で
駄目なわけではない。

ただ
その状態が自分にとって心地よくなければ
自分の心地よい状態に整えていけば良い
それだけのこと、と

ようやく思えるようになってきました。


前回は
『漢方ってそもそも何?!』
『西洋医学との違い』 について、まとめました。


では、今回は漢方の考え方について。

・・・最初はがっつり詳しく書いていたんですが、
今は色々と読みやすい本が出版されていたりするので
そっちを読んだ方がきっとわかりやすい!

ってことで、
その漢方の考え方を知った私の方にフォーカスして書いています。


漢方の考え方


① 陰陽説


自然界のすべての事象には陰と陽があるという考え方。

 陰と陽は対立・依存・補いながら
 そして、変動しながら常にバランスをとっている。
(完全な陰・完全な陽は存在しない)


そして、人も自然の一部 


       
             

私はこの考え方を知って
すごく楽になりました。

「ポジティブ」が良い
だから「ポジティブ」でいなければいけないと

自分の「ネガティブ」を無視して
「ポジティブ」を保とうとしていたけれど

自然界に「陰」があって
人も自然の一部なら
その人である自分に「陰」があって当然だし

自然が陰と陽を行ったり来たり変化していて
人間もまたその影響を受けるなら

ずっと「ポジティブ」でいれなくてもOK。
「ネガティブ」な時があってもいいし
そんな時は無理にポジティブになろうとしなくてもいい
その時にあった過ごし方をすればいい

そんな風に自分を許せる考え方を教えてもらいました。

     

 

◎そんな陰陽から漢方のおける考え方その① 気血水きけつすい: 人の体を構成する三大要素。

 それぞれ体内で作られ、体を巡り機能させるのに欠かせないとされるもの


この3つのバランスが保たれていることが「健康」とされる


私も最初はよくわかりませんでした(笑)
(こうして自分で使うようになってやっと「そういうことなのか?!」と
なんとなくつかめてきた・・・)

ざっくり書くと、

気は 体の動力源(電気みたいな。←これも「気」!)
足りないと動かなくなるし
どこかで滞るとぎくしゃく、逆流することも

けつは 体をつくる材料・養分(を運ぶ)
血液そのものとは違うのだけれど
血液が体を巡るイメージを持ったほうが感覚はつかみやすいかも。

足りないと皮膚や髪・爪の不調が出たり立ちくらみがおこったり
どこかで滞ると末端に行き届かなかったり(冷え)
その滞りの部分に痛みや塊ができたりする


すいは もうそのままみずの認識でいいと思う
足りないと乾燥するし
どこかで滞るとむくみや冷えになったりする

陰陽でみると 
気は陽、血と水は陰にあたり
補い、変動しながらバランスをとっている、と。

気から血や水が出来たり、
血と水は足りなければどちらかがどちらへ変換されたり
・・(ごにょごにょ)

と詳しく書き始めると止まらなくなるので


ここでは

漢方では、気と血と水のバランスがとれていることが健康とされる。

→ 不調が出た時の考え方のひとつに
  この気血水のバランスが崩れている、として 
  どこに不調があるのかをみる


と、まとめちゃいましょう。

この気血水をみることで、
今の自分の体の状態を知ることができます。

私が昨年11月にチェックしたときは、
血の流れの滞りと、水の溜めこみが多く
それが気がうまく流れていないところからきていると
わかりました。
(さらに夏の暑さの影響で気と血の量も減っていたっぽい)

過食がひどかった時のことも追加で振り返ってみると
当時は気の流れももっとひどく、滞っていたのだなぁとしみじみ。


そうやって自分の体を見つめると

私の体ってすごく頑張って耐えていたんだと感じて
自分の体を労わろうと思ったのでした。

(といいつつ、先日下血したんですけどね?!
いや、でも、それも自分を見直すとてもいい機会でした。)


さてさて、こうして気血水で自分の状態を知った後、
このバランスの崩れがどこからきているのか。

それを知るのが漢方の「五臓」の考え方。


長くなってきたので、それは次回にまとめようと思います。


ということで、今日はここまで。
お付き合いくださりありがとうございます!

(何かわからないところがありましたら
 コメント欄で教えていただけると助かります。)


ではでは、また☆彡


参考文献; 
  「すてらす式漢方」 藤巻祥乃

「漢方生活を楽しむ教科書」 
監修:櫻井大典 (ナツメ社)

     「生薬と漢方薬の事典」 
編著:田中耕一郎 (日本文芸社)


※掲載画像について
参考文献を元にくーや。自身が描いたものです。
     

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くーや。
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