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奇妙な味の短編

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奇妙な味の短編を集めてしまった。
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#残酷

僕らの色彩

僕らの色彩

 気が狂ってしまった友人を弔うことにした。
そのために全員を集めることにした。
みんな大学や仕事先を休んですぐに集まってくれた。
 その友人もたいそう喜んだ。
 その友人は気が狂ってしまっていたので、
「久しぶり」「元気だった?」「会えて嬉しいや」「また遊べるんやね」「あの頃みたいに戻れるかな?」と言っている。
 僕らは答える言葉を持っていなかったのでそそくさと土を掘った。

 その友人は深い穴の

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戻ってこれない少年たち

戻ってこれない少年たち

優しい夜だった。

僕らにふさわしくない夜だった。

あんなにも優しくされたら僕らも優しくなれそうだった。

でもだめだった。

また狩りを始めるしかなかった。