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委託型の地域包括支援センターに勤務しています。地域包括支援センターの業務は年々やること…

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委託型の地域包括支援センターに勤務しています。地域包括支援センターの業務は年々やることが増え続け、大変である反面、包括だからこそ出来る「地域づくり」などクリエイティブで魅力ある仕事でもあると思います。#主任介護支援専門員#社会福祉士#介護福祉士

最近の記事

地域包括支援センターと生活支援コーディネターの連携

地域包括ケアのシステムの構築に向けた過程の中で、新たに包括的支援事業の充実のため追加された「生活支援体制整備」(コーディネーターの配置、協議体の設置)はどの辺りまで進めて来られているのだろか。 地域づくりの新たなキーマンとして活躍が期待されている生活支援コーディネーターは多様な生活支援・介護予防サービスの充実に向けて、ボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘、地域資源の開発やネットワーク化を担う役割がある。 当センターでも、第2層の生活支援コーディネーターが地

    • 地域包括ケアシステムと地域共生社会

       そもそも、地域包括ケアシステムは地域と介護連携における枠組みの中で位置づけられたものであり、介護保険法の色合いが濃く、高齢者が中心の体制づくりですよね。一方で「地域共生社会」とはもっと大枠での考え方となる社会福祉法の改正に伴う動きでのこと。複合化する課題を抱える世帯単位の支援は福祉サービス制度の狭間で抜け落ちることも多々あります。このような事案は地域包括ケアシステムの構図だけではどうしてもこぼれ落ちてしまいます。 (参考資料:厚労省「地域共生社会の実現に向けて(専用サイト

      • 地域包括支援センターの機能と役割

        地域包括支援センターの業務は多岐に渡っています。            介護保険法では次のように定められています。 地域包括支援センターは、第一号介護予防支援事業(居宅要支援被保険者に係るものを除く)及び包括的支援事業、その他厚生労働省令で定める事業を実施し、地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、 その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設とする。(介護保険法第115条の46) 総合相談が事業の大半を占め

        • 総合相談の傾向にある変化が

           地域包括支援センターの最も多くの時間を費やす業務に総合相談があります。地域の高齢者や家族、地域住民から介護や施設のこと、認知症の専門機関は何処にあるのか、遺言はどこに頼めば書いてくれるのか等など、様々です。 ただ数年前からか、相談内容に少し変化が起こりはじめました。地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口であるがゆえ、当然、高齢者の問題が入り口なのだが、よくよく話を聞いてみると家族背景にもいくつか課題があることが増えてきた、いわゆる複合的なケースです。 例えば同居の娘

        地域包括支援センターと生活支援コーディネターの連携

          はじめまして

          みなさんはじめまして、委託型の地域包括支援センターで勤務しておりますナルと申します。この度、noteを始めさせていただくことになりました。 これまで特別養護老人ホームや通所介護事業所、居宅介護支援事業所などで介護職員や生活相談員としての勤務経験はありますが、地域包括支援センターの業務は、福祉関係の仕事の中でもまた違った意味で特殊性のある幅広い領域での知識や経験を必要とする仕事だと思います。 国は団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、住み慣れた地域で自分らしい暮ら

          はじめまして