涙の差
試験に落ち、悔しくて友達と泣いた。
しかし、その心理の奥にあるものが違ったのだ
私は、歯科衛生士、そして学校に嫌気が差していてもういっそのこと、留年になろうもんなら
次にしたいことまで考えている。
そのもう1人の友達は、周りが試験に受かっているなか、置いていかれる孤独と劣等感に襲われて泣いていたのだった。
その友達もよく理解ができるから、一緒に共感して励まし合ってきた。
高校三年生の時に描いた歯科衛生士として働く自分はきらきらと輝いた物ばかりを想像していて、まさか学生生活でこんなにも苦しい思いをするなんて思ってすらいなかった。
来世は絶対目指さないと資格を得てすらいない私が言っている。
国家資格、復職しやすい、時給がよい、夜勤がない
表面だけみると響きが良すぎたのだ。
なりたいという意志よりも、なった方が後が楽のような後先考えタイプは苦労する。
過去に戻れるなら、いま、本当にしたいことを優先しなさいと言いたい。
人生はいつ終わるかわからない
したいことすきなことはできるうちに。
ということでわたしは退学届を出しに行く。