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カビ対策の基本は「乾燥」を意識した生活


カビ対策の基本は、何よりも「乾燥」を意識した生活習慣にあります。カビの発生には、温度、水分、栄養分の3つが必要ですが、特に水分はカビの成長に欠かせない要素です。日常の小さな工夫で湿度を抑え、結露やカビのリスクを減らす方法を見ていきましょう。

1. 水回りの湿気対策

キッチンや浴室、洗濯場などの水回りは、カビが発生しやすいエリアです。調理中の水蒸気やシャワー後の湿気は放置せず、換気扇を回したり、窓を開けて換気をすることで湿気を外に逃がしましょう。また、使用後には水滴をタオルで拭き取ると、湿気の溜まりやすい環境を防げます。洗濯機も使用後に開けて乾燥させておくと、カビの発生を抑えることができます。

2. 生活空間の適度な通気と除湿

日常の通気も湿気対策の基本です。室内の湿度が高くなる季節には、湿度計を活用し、適切な湿度(50〜60%)を保つよう心がけましょう。湿気の多い季節には除湿機を使うと、目に見えない水分を取り除くことができます。また、エアコンの除湿機能を活用することも効果的です。

3. 結露しやすい場所を重点的にケア

窓ガラスやサッシ、北側の壁などは結露が発生しやすい場所です。結露が発生した場合は速やかに拭き取り、カビの温床になるのを防ぎましょう。冬場には結露防止シートを窓ガラスに貼ると効果的です。見えない部分に湿気が溜まりやすい高断熱・高気密住宅では、定期的な換気や除湿が不可欠です。

4. 日常的な掃除とほこりの除去

ほこりもカビの栄養源となるため、床や窓のサッシ、エアコン周りなどを定期的に掃除することが大切です。特に、寝具や布団は人の汗や湿気を吸いやすいため、晴れた日には天日干しや乾燥機でしっかり乾燥させ、カビのリスクを減らしましょう。


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