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中国の海洋進出について

2021年4月1日

中国は近年、南シナ海、東シナ海などにおける行動を活発化させているが、これらは大きく分けて3つの地域が存在する。

すでに実効支配ができている西沙諸島、現在実効支配中である南沙諸島、現在実効支配ができていない尖閣諸島の3つの地域である

尖閣諸島においては「接続水域の無害通行」という国際法上問題ない手段を用いている。

これについて日本政府の見解は「尖閣諸島に領土問題は存在しない」というものだ。

それに対し中国側が接続水域を無害通行するという手段をとっている理由については、国際社会、および日本政府に対し「領土問題が存在する」というアピールを行うためではないかと分析される。

尖閣諸島が日米安保条約の対象地域となることが米高官によって示唆されている以上、中国といえども安易な軍事行動は困難であり、そのためまずは第一段階として領土問題の存在をアピールするものだと思われる。

これに対する対処法は何かと言われれば、現状中華人民共和国の行動が国際法上は一応合法であることを考えると何も対処ができないのが現実である。

強いて言うならば中国政府に対し「衝突の危険が存在する行動を行うのをやめていただきたい」と表明する程度であり、現時点での対処法は特に存在しないのが現実だ。

まぁ強いて言うなら、尖閣諸島周辺の実効支配を確立し、国際社会に尖閣諸島が日本領土であるとアピールする程度だろうか。

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