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初めての愛、夢を掴むような気持ちで〜全プリキュア20Th Anniversary LIVE!プレビュー〜

また書く予定のなかった筈の遺書が1つ増えてしまった。

言ってるノリが完全に「またつまらぬものを斬ってしまった」である。

お前ちょっと前にも似たようなのを書いてたじゃねーか、とか言わないでやってくれ。

時にあと2日後。もう猶予が全くない。今のうちに記せるものを残しておかないと、自分を許せなくなる程後悔しかねないんだ。

プリキュア20周年もいよいよ佳境。映像作品としての集大成は既に周知のように2023年9月15日公開の「オールスターズF」が大いなるヒットを以て見せつけてくれた。

公開前の期待と不安の混じったあれそれの想いは既に前回に述べたし、円盤が来週火曜にいよいよ着弾したらまた改めて記事を書く可能性はあるけど。もう1つの集大成。それが土曜日に迫った20周年ライブだ。

つい先日、いきものがかりの追加出演が確定した。プリキュア20周年自体のPVであり、先日放送を終えたオトナプリキュアの主題歌でもあった「ときめき」と、オールスターズFの盛大なフィナーレを飾った主題歌「うれしくて」が歌われる事がこれを以て確定した事になる。

勿論、20周年プロジェクトにこれだけ関わって尚且つ横浜アリーナという規模のキャパの場所で「来ない」なんて事はまずないだろう、と踏んではいたが正直に言うと当日のサプライズ発表か、早くて数日前に告知されるものだと思ってたので、予想以上に早い解禁に少々驚いたのが本音ではあった。

昨年恐らく最も聴いた曲の1つが「うれしくて」だったと思う。普段CDなんてロクに買わない自分が確実にフラゲしたいあまり、CDをAmazonで予約し、届いた日には6分ある曲をその日1日中再生してたので再生回数が1日足らずで恐ろしい数字を記録してた(50は確実に超えてたはず)

何より、この歌への万感の想いは映画自体への感情は勿論、そもそもまだ公開されてない時点で最初に聴いた段階から涙が溢れたのである。自分は新しい曲を覚えるのが割と苦手と言うか、時間がかかる傾向から中々色んな曲を聴こう!とはどうしてもならないタイプの自分が1発でこんなに響いた経験は人生でそう中々ない。

一昨年公開のシン・ウルトラマン主題歌を彩った米津玄師もそうだけど、「縁がないと思ってた世間的有名アーティストが自分の趣味サイドにやってきて、接点が出来る、それも大好きな曲になる事の嬉しさ」を噛み締めるばかりだ。この曲はプリキュアというコンテンツが築いてきた20年間の紆余曲折を語ってるのは勿論、その歌詞に込められた苦しさや辛い想いを昇華し、その気持ちにエールを贈るようなメロディと歌声が自分自身と重なってくるのが好きな要因の強いウェイトを占めてると言っても過言ではない。

他にも曲に関する想いを徒然なるままに述べたい。


MHの後期EDである「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」もかなり好きだ。普段からも割と聴くけど、冬場になると特に意識的に聴く曲の1つでもある。

「ありがとう&あいしてる」で有名なこの曲だが、初期のプリキュア…特になぎさ辺りの等身大の女子の正直な心情を描いたような歌がこの辺りには目立って多い。

"プリキュアであるけど、その前に14歳の女の子である"という定義付けは2018年公開のオールスターズメモリーズでも語られた通りで、学生生活、部活動、片想い、甘いスイーツを食べる日々が何よりも彼女達の中心であり、全てなのだと「ヒーローとしての側面以上に日常描写を重んじる」プリキュアらしさが詰まった曲の1つでもあると思っている。

同じような事が次作であるS⭐︎Sの前期ED「「笑うが勝ち!」でGO!」にも同じ事が言える。

「泣いても笑っても〜地球は回る〜」の所で歌われてるように、どんな日常が訪れようと明日はやってくるし、お腹は空く。そんな日々を楽しんでいたいという咲や舞達の想い、そして爽やかさが溢れるS⭐︎Sらしい大好きな曲の1つだ。

因みにこの曲の本編映像でくるくる回るフラッピがメチャクチャ可愛いから刮目してくれ。フラッピはいいぞ。

Yes!プリキュア5 GoGo!のOPである「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!」は恐らく過去5年間で最も聴いたOPだと断言出来る。

自分が5、GoGo最推しなのも当然あるにせよプリキュア主題歌の中でも屈指の力強さが漲った曲だと思う。散々ファンの間では語られてる事だろうけど力強さであると同時に、何よりもプリキュアという虚構の番組が視聴者に最大クラスに寄り添った曲でもあるのだ。

「もし寂しい 悲しい時や 折れそうな時には そっと 私達思い出してね まだあなたも 私も 知らない 力があるはず! 夢の種はいつもそばに 胸を張っていこう それがプリキュアよ!」

この5年間この歌詞にどれだけ支えられた事だろうか。何ならこの曲自体は5を視聴する前から認知してた程には好きだ。5自体が黎明期の超人気作なのもあって知名度が高かったのも視聴前から認知してた理由の1つ。

昨夏に開催されてた東京公演のライブハウスサーキットでも初めて生音源を聴いて涙したものだが、今回もあの時と同じように、いやそれ以上に感動するのは目に見えてる。非常に楽しみな曲の1つだ。

そうそう、これも記しておきたい。自分は初めて最初から最後まできちんと視聴したプリキュアがスマプリだったので、故に最初にちゃんと認知した曲はDANZENでもなければ、フルスロットルでもなく、「Let's go! スマイルプリキュア!」なのだ。

故に初めて覚えたプリキュア曲としての思い入れも強い。余談だが、まだ今ほどプリヲタと繋がってなかった頃、大体プリヲタじゃない人が歌える曲はDANZENか良くて5、ハトプリ辺りの曲になりがちだったりするのだけど、自分はスマプリしか最初知らなかったので、カラオケで歌っても「知らん!wwwww」みたいな態度を取られたのも懐かしい。カラオケは行く相手を選びましょう。

映画関連の曲の話もしておきたい。

「映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」のクライマックスを彩った曲であるGrace Flowersも特に楽しみにしてる曲だ。何分、この映画には色々と複雑な感情がどうしても伴いがちな所が未だにあるものの、だからこそ、そう言った部分も含めてこの歌に特別な感情がある。

…にも関わらず実は映画ヒープリの前後の時期のライブではそもそも北川理恵さんが不在だったり、ライブ自体が事実上なかったりした時期なのもあって、未だにライブでこの曲は披露された事が1度もない。

2年前に開催されたデパプリライブではエンディング曲である「やくそく」こそ聴く機会があったものの、昨年10月開催のひろプリライブではセトリ予想にあったGrace Flowersは結局なくて、完全に不意をつかれた格好となった5年越しのリワインドメモリーが20周年ライブより先に再び歌われた。

勿論リワインドメモリーも強い愛着があるので本当に嬉しかったのだけど、プリキュアライブ絡みでまだ心残りがあるとするならば、この曲を是非ともライブ音源で聴きたいのだ。20周年ライブで1番最初に楽しみにしてた事と言ってもいい。

映画スタプリのあまりに美しい終盤に流れたTwinkle Starsも今回確実に流れるであろう曲であり、非常に楽しみだ。流れたとしたら2020年2月開催のスタプリ感謝祭以来となるし、今後このような機会がまた訪れるかも分からない。

何しろスタプリ声優自体が揃い踏みする機会があれ以降全く無かったぐらいだし、世の中何が起こるか分からないという意味でもこの機会は噛み締めようと思う。

スタプリ自体がまず、今関わるようになってるプリヲタ仲間と最初に共に見届けた番組だったという思い入れもある。

一時期はTwinkle Starsやリワインドメモリーなどと言った、コロナ禍が襲ってくる前の曲を聴いてると「あの頃は映画館が賑やかだったな」とか思い出して悲しい気持ちになってしまうが故に意識的に聴かなかった時期もあったが、今やコロナ自体がそこまで世間的には騒がれる話題ではなくなった影響もあって、聴く度にクソデカ感情にまたなれてる。「色々あったなぁ」(キュアハート並感)

と、目立って特に楽しみな曲を述べてきた。

勿論ここに挙げた曲以外にも楽しみな曲は盛り沢山なのだが、何より言いたい事は「これが自分のプリヲタとして、もっと大きな括りで言ってもヲタク人生としての1つの大きな区切り」には望もうとも望まずとも間違いなくなる事は確信を持って言える。

「この5年間、何も間違ってなかった」と思わせてくれたオールスターズF。

さぁ、20周年ライブは自分に一体どんな感情を齎してくれるのでしょうか。


嵐の前の静けさ。

嵐に向かって旅立とうと思います。

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