旬のマイクローゼットの作り方(ベーシックな服について)
ベーシック服はそのまま、その人のファッションムードになる、大切なアイテムだと思います。
以前にicon編を書きましたが、ふとした時の自分の心惹かれる感覚に耳を澄ませるのは一緒なのですが、ベーシックに関して言えば、色やデザインは基本のものが多いので、シルエットや素材感、テイスト(ナチュラル、モード、ビジネス、クラシック、スポーツetc)やちょっとした細部のデザインのこだわりで、自分に似合うものや自分の「これ」といった何かを見極めていきます。
ここで自分の軸を作ると、常に安定した雰囲気になると思います
ベーシックな服は、その人の基本というか基盤というか、毎日を落ち着いて安定してすごすための機能性(天候に対応するかや行動領域への可動性など)、デザイン性、社会的機能性(場所やアイデンティティへの親和性)を併せ持ったものです。
それ故に、実はものすごく軸となりその人の生活を支えています。
ここをしっかり見極めることで、かなり服との仲が深まり、自分の分身に守られているような安定した服ライフを満喫できると思っています。
まずはご自身に似合うシルエットや素材、デザインジャンルを知ることがシンプルな基本となります。
ベーシックを見極める時に、今までの生活でよく着ていたお気に入りの服のシルエットや素材の共通点を見極めると結構すぐ分かります。2〜3パターンは容易に思いつきます。
あとは何枚で何度(気温)に対応できるかなどの天候や、社会や外の世界への対応力も活きてきます。
ベーシックな服を形作る要素は様々で、「何をもってベーシックとするのか」を自分で定義していくということも含まれてくると思います。
また、自分の体型や顔、アイデンティティに似合うスタイルやシルエットは何なのか。大まかにいうとこれらを全て満たしてかつ洗練されたもの、ということになります。
ベーシックは哲学であり、様々な要素のどこを選ぶのか?といった結構究極的な答えを見つけて行く行為であると思います。
以前に書いた枚数編では、ベーシックとiconの服を分けて書きましたが、現時点では私は、その2つの要素を融合させて、自分のスタイルにして生活もそれに寄せていくというのがいいな、と考えています。
実際に私は、2022年の冬の服はベーシックに寄っていた今までを、好き勝手に着たい服を着ていた20代のような奔放さを持ちつつ、自分に似合うシルエットや素材やディティールを混ぜ込んだようなiconの服を取り入れました。
それはとても、私にとって素晴らしい体験で、自分を取り戻したような気分になりました。動き出したいダンスしたい自転車乗りたい、とアクティブな自分を取り戻しました。
そして実際、その後引越しすることとなり、今までよりアクティブなライフスタイルになりそうな流れが来ました。
ベーシックな服は自分に似合うシルエットや素材、テイストをシンプルに追求する場や季節や事象に対応する服を揃える場にして、そういった要素とiconicな今の感覚を掛け合わせていく、そして自分の行きたがっている方向性はどこなのかを見極める、というのがいいのではないかと思いました。
今回は長くなったので、ここまでにいたします。ご拝読ありがとうございました♪
ちょっと今回は難しいテーマになっちゃったので、時間がかかり、何回もベーシックって書いてしまいました(笑)
次回は、ふわっとですが、実際にではどんなシルエットや素材を選ぶのか?その選び方について書いていけたらな〜と思います。
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