五・七・五
長男が、一学期に俳句を習ってきた。
夏休みの宿題の中に、作ってみよう、というのが含まれており、無理矢理捻り出していた。やっているうちに、だんだん楽しくなってきたらしく、宿題とは関係なく指を折ってブツブツ…、できた! ということが何度かあった。そのまんまやん、というのがほとんどだけど、ま、楽しいのが一番だ。
それを聞いて、何やら溜め込んできたらしいチビさん、今日いきなり、
夏の夜カナカナカナカナ鳴いている
ドヤッ。
き、きみはいつも突然やな。
それを聞いて、指を折る長男、五・八・五や、と指摘。ここは、兄貴として負けてられんと思ったのか、
夏の夜ヒグラシが木で鳴いている
と、七に収めた。
母もなんとか乗ってみる。
カナカナの声を見上げて秋近し
く、苦しい。
そのまんまやん、とは思うが…やっぱり素直がいいね…。
で、今日聞こえていたのは、カナカナじゃなくて、ツクツクホーシ♪ だったんですけどね…。
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