朗読LIVE ⑨ 梅の生る頃
梅の季節。梅を干す、梅を漬ける。毎年楽しみにしている梅仕事のあれこれ。今年は来週からスタートの予定で、梅干しと、梅味噌を作ろうとワクワクしている。
しかしたとえ梅が生っても、塩や砂糖、アルコールがなければできないのだな、とはっとさせられた。塩や砂糖なんて、当たり前にあるものだが、原材料を見ると、必ずしも国内のものではない。
それが悪いことだとは思わない。ただ、ちょっとしたことで、目の前から消える可能性があるということ、そして、物が少なくなってきた時、人がどんな行動をするのか忘れてはいけないと、改めて思った。
梅の生る頃 吉川英治
『折々の記』より
朗読は3分くらいからです。
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