朗読LIVE 124 万年青(4)
万年青、最後に出てきた。
万年青の扱いでその人が分かる、という。
植物の扱い方を見ると分かる、というのは感覚として分かる。「緑の手」なんて言葉もあるが、ただただマメならいいかというとそうでもない。やり過ぎても弱る、やらなさ過ぎても枯れる。今、この植物が必要としていることは何か、を読み取ってやらないといけない。物言わぬけれど、色んなサインを出してくる。
万年青を育てたことはないのだけれど、ちょっと検索したところでは、環境適応も良く初心者でも育てやすい、とある。育てやすいから、ほっといても生きているから、というのでは、葉を愛でるレベルに達しないのだろう。もちろん、育てやすいはずなのに枯らしてしまっては扱いが見えてしまう。
万年青を枯らしてしまった2番目の方は、お茶がどうと言う前に、ご隠居さんの中では、とうの昔に脱落していたのだな。
万年青(4) 矢田津世子
朗読は、1分40秒あたりからです。
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