朽木枯淡

詩と物語を綴りながら日々の思いを置いていく。 民俗学を志すも、それだけでは食えない半農…

朽木枯淡

詩と物語を綴りながら日々の思いを置いていく。 民俗学を志すも、それだけでは食えない半農民。 今日もどこかの空の下、車を走らせ神社を巡る。 テーマ曲は木蓮の涙。

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魔女見習いとかぼちゃとねずみ

「今日はかぼちゃを馬車にする魔法を練習しましょう」 魔女見習いの少女がかぼちゃを取り出すと、おっとあぶない。 手を滑らせて転がしてしまいました。 転がりだしたかぼちゃはそのまますってんころりんすっとんとん。 坂を転がりぽっかり空いた穴に落ちてしまいました。 すると穴の中から声が聞こえます。 「お嬢さん、立派なカボチャをありがとう」 そこはネズミのおうちだったのです。 魔女見習いの少女とネズミは、二人で仲良くかぼちゃを食べました。 後にとある少女の夢を叶えることになる魔女と、

    • 愛のくも

      たそがれどきにたちのぼる ゆうげのけむりをめでおえば そらのたかみにたなびいて にじいろかがやく愛のくも

      • 愛のみち

        ぎんいろねこをかたにのせ おかのうえからてくてくと しっぽのきもちをうつすよに くねくねつづく愛のみち

        • コンビニのカフェラテ無糖比較

          コンビニでペットボトルコーヒーを購入した。 TULLY’sの「AROMA ESPRESSO 甘くないノンシュガーラテ」 何の前情報もなしに、新発売っぽかったので手に取ったのだが… ?美味しくない。 いや、言葉が悪かった、謝罪する、ごめんなさい。 期待していた味ではない、というのが正しいか。 加齢による味覚低下か?それはそれで恐ろしい。 疑問を抱えたままドライブを続け、次に立ち寄ったコンビニで別のアイスカフェラテを購入し比較してみることにした。 猿田彦「SARUTAHIK

          ¥300
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        魔女見習いとかぼちゃとねずみ

          愛のいえ

          やまのふもとのきこりごや まちびとだれかもしらぬのに みちにまよわぬめじるしに ともしびともす愛のいえ

          愛のかぜ

          しばらくぶりにかえりくる ばすのまどからみえるかお へんじもまたずにかけよって いきぎれかくす愛のかぜ

          まいにち一時間

          毎日、一時間だけ早起きする 起きてすぐ、体重測定 そのあと空を見る、気温を見る 今日の天気はどうかな スケジュール手帳に天気マークのスタンプと早朝の気温を記録する 別の手帳に 「きのうおもったことかんじたこと」を書いていく 普段汚くて嫌いな自分の字のなかでも この時だけのとっておきの文字で ゆっくりと書いていく インクの色は必ずブルーブラック そのうちぼやけていた頭もようやく覚めてくる そうすればパンを焼いて卵を焼いてコーヒーを入れる 家族を起こして回り、朝食 庭を

          まいにち一時間

          愛のあめ

          ものういきぶんのつゆのころ わたしのきもちをながすよに あじさいとかえるうるおして まどをしめらす愛のあめ

          愛のかげ

          からんころんとげたのおと せんとうがよいのなつのよい えんとつのんびりつったって ながくたなびく愛のかげ

          愛のほし

          きたのよぞらにかがやくは てんちゅうちんざすきせきぼし くらやみあゆむたびびとに しるべをしめす愛のほし

          愛のおと

          おきにめをすえちんざする ほとけのいんそうかがやきて とおくみえるはいなびかり らいめいとどろく愛のおと

          愛のつき

          くるしさはきだすこのむねに おもわずとわずうえをむき とおくやまのべめをやれば なみだににじむ愛のつき

          愛のふみ

          まどべにゆきがつもるころ ふるいともからたよりがとどく きんきょうつづるほそふでに しあわせつづる愛のふみ

          心を守るものは

          心を抉る言葉から心を守るのは 無条件に愛された記憶であって、 傷付けられた経験などでは決してない

          心を守るものは

          あの日の思い

          言葉にならない想い 涙になって 流れていく あたたかな ココアを飲んで 大好きな CDをかけて 寂しげな 詩を読みながら こんなに熱いものが 私の中にある つん、と痛くなる鼻の奥 頬をつたう熱い流れ あふれ出る 切ない思い 忘れない なにもかも 私が 生きている限り いつまでも 忘れない いまでもほら 目を閉じれば あの日の想い 頬をつたう いつの日か 切なさが 思い出に 変わっても 忘れない あの日の想い

          あの日の思い

          今日を生きる

          明日のために今日を犠牲にする生き方はもう終わり。

          今日を生きる