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【イギリスひとり旅】Vol.7 北上する列車

昼前にカンタベリーを出発する。あの小さな教会に立ち寄って、街の景色を思い浮かべながらバス停へ向かう。バスで2時間ほど揺られて、ロンドンのストラトフォードへ。そこから地下鉄を使ってユーストン駅へ向かう。
切符の買い方を情け深い駅員さんに助けてもらい、迷いながらもなんとかグラスゴー行きの電車に乗り込む。国鉄で4時間弱かけて、イングランドを一気に北上する。湖水地方にあるウィンダミアという街まで。

Google Map より

車内はかなり混んでいて、空いている席がなかなか見つからない。通路を空けるために座った2人席の右上にもreserved(予約席)の文字が。そこに白いシャツを着た青年が”So busy”っと言いながら横に座ってくる。聞いてみると、予約の文字の下に駅名が書かれていて、何駅か先の駅からの予約だから、まだ座っていて大丈夫らしい。結局、その駅が来ても誰も座りに来なかったから、2人でガッツポーズをする。
その青年Arielは、19歳で2つ歳下なのに自分よりかなり大人っぽい。バンクホリデーでロンドンの友達に会いに行って、Prestonの街へ帰るところらしい。Windermereに行くと伝えると、湖のWater Taxi (船)が安くておすすめだって教えてくれた。おすすめしてくれた音楽は、Sam FemderとBlossoms。

着いたのは夜6時過ぎ
Booking.comで予約していたB&Bのオーナーさんに遅れるお詫びをメッセージすると、大丈夫って返してくれて、拙くも言いたいことが伝わる嬉しさをひとり噛み締めていた。

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