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男子校の存在意義

こんにちは、くつばこ+のはるです。今日はうたが書いてた男子校の話。

まず最初に、うたの書いた内容を読まずに自分の意見を書きたいと思います。前提として、私は共学出身の女子です。

☆男女別学は時代遅れである

私の基本的な考え方は、男女別学は時代遅れであるという立場です。いずれ、男子校女子校はどちらもなくなるべきだと考えています。現代社会において、弱い立場が女性であることは明らかですので、当事者の集団として女子校の方が消滅に時間がかかるのではないかと考えています。

☆理由①男女平等社会を作るため

まず、男女平等、人を性別としてではなく人間として扱えるようになるために、中学と高校を男女別にすることに意義を感じません。男子校の生徒は、まず女性に対し、女性がいない環境で正しい価値観が学べるわけがありません。もちろん、学校や教員の力量によっては可能かもしれませんが、同じ空間に様々な性別の人がいる中で成長する方がより実態に近いのは当たり前です。また、男子校、女子校だからこそ、性別的役割を気にせずに過ごせるということが言われますが、そもそも共学では性別で役割が分かれているわけではありません。まずその意見が男女のレッテルの中から生み出されているものです。むしろ実態経験を伴わず、「社会の一般常識」のみで役割分担をしようとする方が、教育機関として責任を果たしきれず、各生徒の考えに基づく行動になるため、社会の常識を変えるという点では効率が悪いでしょう。「『将来女性が上司になる可能性も高いから』と、共学を親が勧めてきた」という声は一定数ありました。

☆理由②多方面からの意見を取り入れられる

現状として、男女の生活にはある程度の違いがあります。その生活文化の違いは、考え方に影響を及ぼすことがあります。ですから、男女共学にすることは、ある種の文化交流としての価値が認められます。ただしこれは将来的にジェンダー的意識が力を持たなくなれば、薄れていく価値ではないでしょうか。

☆理想は大学的共学教育

私が考える理想の教育は、中学校や高校のような、男女で一定数の枠を作るシステムではなく、大学のような、性別に基づいて枠を設定しない学校です。「男子の方が勉強ができるべき」という考えがいまだはびこる社会では、ある種のアファーマティブアクションとして男女の枠の制定は必要になりますが、それを超えた先では、大学のように性別の枠組みを気にせずに在籍できる環境が良いと感じます。実際、大学なら、男子マネージャーもたくさんいます。

☆しかし今は必要

一方で、今すぐにすべての男女別学ををなくすことは不可能だと感じます。それは単に「そんなはやくできるものじゃない」ということではなく、現状逃げ道としても男子校、女子校には存在意義があると聞くからです。例えば小学校で女子にいじめられてから女子が苦手になった男子。例えば絶対に恋愛をさせたくない親を持つ人。前者は男女の区別に意味や体感がない私にとっては理解しづらく、後者は同性愛の子供じゃないといいね、としかおもいませんが。

明日は、こんな意見を持つ私が、ある記事を読んで感じたことを書きます。


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