夕立が降る駅を見つめていたら、わしにはこの道しかないと決心した高2受験生
ゴロゴロピカピカと雷が鳴り止まない午前3時、ベットの上に散らばった単語帳。今日返ってきた実テと模試は正反対の成績だった。
高校受験を舐め腐った態度で乗り切った一昨年、運良く入った地元の進学高の中でも最低である成績をのらりくらりとじわじわと上げていったのも束の間、今回は下がってしまった。
原因はわかっている。
正直雨が降る前からずっと決心をしていた。でもこの一年半、言い訳だけが上手くなってきた。それなのにあの雷を見ているとやはり医者になりたいとそう強く思ってしまったの