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神様の金魚鉢、それがこの世である。

全知全能でなんでもできる神様は、すっごく暇でした。
退屈なので、ある日、金魚鉢をこさえて、中に金魚を数匹入れました。
一匹の金魚の頑張りや、金魚同士の争い、全てを観賞していました。
観賞なので、何もしません。

この金魚鉢が作られた目的は、ただ一つ、退屈しのぎ、それだけです。
この金魚鉢がこの世です。
だから、何のために我々は存在するのか、という問いに対する本当の答えは受け入れがたいものであり、たとえ知ったところで、我々が納得できるものではないのです。

我々にできることは、我々の方で勝手に存在理由を作って、毎日を好きなように生きることだけなのです。

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