漢方薬のアレルギー一覧
お疲れ様です。
漢方薬を服用するに際して、体に優しそうとうか、副作用がなさそうといった話をよく聞きます。
実際、漢方薬は比較的副作用も少なく、体への負担も少ないといわれていますが、西洋学で使われるお薬には無い注意点があります。
食物アレルギーです。
漢方薬は色々な生薬を組み合わせて製造されています。
生薬は天然の薬物素材から作られており、私たちが普段食べている食品と類似する場合があり、特定の食物アレルギーがある人は注意が必要になります。
そんな漢方薬を一覧にまとめてみました。
このように、食物アレルギーのある患者様は一部の漢方薬にも注意が必要になります。
小麦(、ゴマ、やまいも(山薬)、ゼラチン(阿膠)に関しては食品衛生法施行規則により「特定原材料」「特定原材料に準ずるもの」に指定されている食品になります。(※漢方薬に関しては表示義務はないそうです)
カキに関しては牡蛎といわれるカキの貝殻が使われており、食べる部分ではないので問題にならないこともあるそうです。
また、多くの漢方製剤で添加物として乳糖が用いられています。
乳糖不耐症の人は下痢や腹痛を起こす可能性があるので注意が必要かもしれません(微量なので問題にはならないと思いますが…)。
乳糖不耐症と牛乳アレルギーは別ものになりますので勘違いのないようご注意ください。
相互作用や副作用も少ない漢方薬ですが、今回調べていくうちに別の角度での監査が必要と感じました。
西洋薬品ではあまり食物アレルギーが関係する事は多くないので、忘れがちですが、食品アレルギーに関してもしっかり念頭に置き服薬指導を行っていきたいと思います。
参考書類
漢方服薬指導Q&A Vol.2
わかる!漢方薬Q&A
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