薬局の明細表あれこれ②~会計が高い薬局、安い薬局~
田舎の薬剤師、楠木と申します💊
毎日更新10日目です!
前回のnoteの続編になりますので、読んでいない方はこちらからどうぞ↓↓
前回、薬局の会計で関係してくるのは
調剤技術料
薬学管理料
薬剤料
特定保健医療材料料
の4つとお話しました。
今回はその中でも調剤技術料について解説します。
調剤技術料を構成する要素
調剤技術料は大きく2つの点数で構成されます。
調剤基本料
薬剤調製料
調剤基本料
ひと月あたりに受け付けた処方箋回数、特定の医療機関の処方箋が集中している割合、大手チェーンの薬局であれば店舗数などにより決まる点数で、
ものすごーく簡単に言うと、
処方箋受付回数が多い・医療機関の集中率が高い=点数が下がる(会計が安くなる)傾向にあります。
また、かかりつけ薬局としての機能や地域医療に貢献する体制を有している薬局には、その程度により地域支援体制加算という点数がプラスされたりします。
さらに薬局で調剤する薬のうち、
後発品(ジェネリック医薬品)に変更できる先発医薬品+後発品のうち、実際に後発品に変更した割合によって後発医薬品調剤体制加算という点数がプラスされます。
以上の点数は、基本的に処方箋の内容にかかわらず、全員から算定される点数で、薬局ごとに差が出る点数といえます。
薬剤調製料
処方された薬の種類(内服薬、とん服薬、外用薬など)によってそれぞれ点数が算定されます。
さらに、薬を分割したり飲みやすい形に加工したりした際に点数が加算されたり、無菌状態での薬の調製・麻薬の調剤などで点数が加算されます。
また、注意したいのが、夜間や休日、時間外に調剤してもらった際に別途加算が算定されることがある点です。薬局の終わり際ぎりぎりに処方箋を持ち込むと算定される可能性もあるので、時間に余裕を持っての来局を心掛けたいですね。
本日はここまでです。
明日は薬学管理料についてまとめていきます!
楠木🌳