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#9 メニュー画面の作成 AppGyverでアプリ開発

前回#8の記事では、検索結果をクリックすると、結果の詳細ページに移動し、さらに外部のURLに飛ばすという機能を紹介しました。

今回はアプリ開発画面の紹介としては最後、ユーザーの使いやすさをもっと高める機能として、『メニュー画面の作成』の機能を作成したいと思います。

今回が終われば、残すのはアプリの公開のみです。

ぜひとも、最後までお付き合いいただければと思います。


・今回の開発の大まかな流れ

メニュー画面の作成で紹介する大まかな流れは以下の通りです。

  1. メニューページの作成

  2. メニューページ画面の作成

  3. メニューを開いたり・閉じたりするロジックの作成

  4. 他のページに移動できるリストアイコンの作成

  5. リストアイコンから選択したページに飛べるようにロジックの作成

  6. リストアイコンを他のページにも作る

それでは、紹介していきます。

・設計開始!

1. メニューページの作成

初めに、メニューページとして新しいページを作成します。

スタート画面に戻る
ADD NEW PAGEを押す
新しいページを作成する

ここまでは、これまでと同じやり方です。

2. メニューページ画面の作成

次にメニューページの画面の作成していきます。

まず、タイトルだけを残し、他のコンポーネントは削除します。

タイトルだけを残し、他のコンポーネントは削除

続いて、メニューのコンポーネントを作成していきます。

まず、Containerコンポーネントを配置します。

Containerコンポーネントを配置

Containerコンポーネントの中にRowコンポーネントを配置します。

Containerコンポーネントの中にRowコンポーネントを配置

Rowコンポーネントに入れないようにContainerコンポーネントの中にTextコンポーネントを配置します。

Containerコンポーネントの中にTextコンポーネントを配置

※各コンポーネントの配置は以下の感じです。

各コンポーネントの配置

RowコンポーネントにあるCellの数を3つにします。

Cellの数を3つにする

3つのCellに必要なコンポーネントを配置していきます。(左から、「Icon」「Text」「Icon」)

左から、「Icon」「Text」「Icon」

コンポーネントを配置したら、LAYOUTで各コンポーネントの配置を決めていきます。

アイコンの形は、Iconコンポーネントの「Icon」をクリックすると変更できます。

「Icon」をクリックする

以下のような一覧から好きなアイコンを選択できます。(今回は「i:インフォメーション」のアイコンを選択)

「i:インフォメーション」のアイコンを選択

文字のフォントは、STYLEタブから、Editを押すことで変更できます。

フォントの変更は、STYLEタブから、Editを押す

STYLEではフォントサイズ・色・太さ・デザインを変更できます。

フォントサイズや色を決める

3つ目のアイコンは下向きの矢印にします。

3つ目のアイコンは下向きの矢印にする

下向きの矢印と同じCell内にもう一つ、Iconコンポーネントを配置します。

下向きの矢印と同じCell内にもう一つ、Iconコンポーネントを配置

配置したアイコンを上向きの矢印にします。

配置したアイコンを上向きの矢印にする

上向きの矢印のアイコンは、LAYOUTからPositionを開き、Absoluteを選択します。

LAYOUTからPositionを開き、Absoluteを選択

Text内のContentを入力します。

Text内のContentを入力

メニュー画面に必要なコンポーネントを入れた状態で、Containerコンポーネントを選択し、STYLEタブを開きます。

STYLEタブを開く

STYLEを「List Item」にすると、コンポーネント内の背景を白色にでき、メニューっぽくなります。

STYLEを「List Item」にする

以上で、メニュー画面の作成は完了です。

3. メニューを開いたり・閉じたりするロジックの作成

続いて、メニューをクリックした時に詳細(中の文章)を開いたり、閉じたりできるようにロジックを作成していきます。

メニュー画面で、VARIABLESをクリックします。

VARIABLESをクリック
  1. PAGE VARIABLESを選択

  2. ADD PAGE VARIABLEをクリックし、新しい変数を作成

  3. Variable nameを「detailsVisible」に設定

  4. Variable value typeを「True/false」に設定

1から4のステップ

変数の設定ができたら、画面(View)に戻ります。

下向きのアイコンを選択し、PROPERTEISをクリックします。

PROPERTEISをクリック

その後、Visibleをクリックします。

Visibleをクリック

Formulaを選択します。

Formulaを選択

Formulaでは「NOT(pageVars.detailsVisible)」に設定します。

NOT(pageVars.detailsVisible)を選択

次に、上向きのアイコンを選択します。

上向きのアイコンを選択

同じようにPROPERTEISからVisibleをクリックします。

PROPERTEISからVisibleをクリック

Formulaを選択します。

Formulaを選択

Formulaでは「pageVars.detailsVisible」に設定します。

「pageVars.detailsVisible」に設定

次に、Textコンポーネントを選択します。

Textコンポーネントを選択

Formulaを選択し、「pageVars.detailsVisible」に設定します。

Formulaを選択し、「pageVars.detailsVisible」に設定

続いて、Rowコンポーネントを選択し、LOGIC CANVASを開き、Set page variableを設置します。

Rowコンポーネントを選択し、LOGIC CANVASを開き、Set page variableを設置

Component tapSet page variableを繋げ、Assigned valueをクリックします。

Assigned valueをクリック

Formulaを選択します。

Formulaを選択

Formulaでは「NOT(pageVars.detailsVisible)」に設定します。

Formulaでは「NOT(pageVars.detailsVisible)」に設定

以上で、メニューを開いたり・閉じたりするロジックの作成は完了です。

4. 他のページに移動できるリストアイコンの作成

次に他のページに移動できるリストアイコンを作成します。

まず、下図のようにRowコンポーネントを配置し、左側にタイトル、右側には三本線(三)のアイコンと×のアイコンを重ねて表示できるようにします。

三本線(三)のアイコンと×のアイコンを重ねて表示

続いて、下図のようにContainerコンポーネントの中に3つのRowコンポーネントを配置します。

Containerコンポーネントに3つのRowコンポーネントを入れる

3つのRowコンポーネントのセルに必要なアイコンとテキストコンポーネントを入れます。

アイコンとテキストコンポーネントを入れる

先ほどと同じようにContainerコンポーネントのスタイルを変更します。

Containerコンポーネントのスタイルを変更

スタイルを変更したのち、LAYOUTで各コンポーネントの配置、サイズ等を調整していきます。

レイアウトの調整

好みのレイアウトができたら、ContainerコンポーネントのLAYOUTタブからPositionAbsoluteにします。

ContainerコンポーネントのPositionをAbsoluteにする

Positionの下にある画面の位置決めから作成したメニューバーの下に来るように配置を整えます。

メニューバーの下に来るように配置を整える

作成したContainerコンポーネントが最背面に来てしまっているので、右下のTREEから表示の順番を調整します。

右下のTREEから表示の順番を調整

今回は、Container1Container2と入れ替えることで、最上面に来るようにしています。

Container1をContainer2と入れ替える

以上で、他のページに移動できるリストアイコンの作成は完了です。

5. リストアイコンから選択したページに飛べるようにロジックの作成

次にリストアイコンから選択したページに飛べるようにロジックを作成したいきます。

まず、VARIABLESをクリックし、変数の作成画面に移ります。

その後、以下のステップで変数の作成を行います。

  1. APP VARIABLESを選択

  2. ADD APP VARIABLEをクリックし、新しい変数を作成

  3. Variable nameを「menu」に設定

  4. Variable value typeを「True/false」に設定

1から4まで

変数の作成ができたら、ロジックに組み込んでいきます。

まず、アイコン・コンポーネントの表示/非表示を設定していきます。

⑴三本線のアイコン(三)はVisibleを「NOT(appVars.menu)」に設定します。

⑴三本線のアイコン(三)はVisibleを「NOT(appVars.menu)」に設定

⑵バツのアイコン(×)はVisibleを「appVars.menu」に設定します。

⑵バツのアイコン(×)はVisibleを「appVars.menu」に設定

⑶メニューリストが入ったContainerコンポーネントVisibleを「appVars.menu」に設定します。

⑶メニューリストが入ったContainerコンポーネントはVisibleを「appVars.menu」に設定

以上で、アイコン・コンポーネントの表示/非表示の設計は完了です。

次に、三本線のアイコン(三)をクリックした時に、menu変数の「True/false」が変わるように設定していきます。

手順としては、以下の順番です。

  1. 三本線のアイコン()を選択

  2. LOGIC CANVASを開く

  3. Set app variableフローをドラッグ&ドロップ

  4. Component tapと繋げて、「Set app variable」を選択

  5. Variable nameを「menu」に変更

  6. Assigned valueを「NOT(appVars.menu)」に変更

1から6まで

続いて、同じやり方で×のアイコンをクリックした時に、menu変数の「True/false」が変わるように設定していきます。

×のアイコンをクリックした時に、menu変数の「True/false」が変わるように設定

以上で、アイコン・×アイコンのクリックでmenu変数が「True⇆false」で切り替えられるようになりました。

最後に、各メニューリストをクリックした時に、指定したページに移動できるようにロジックを作成します・

メニューリストから、検索画面のRowコンポーネントを選択し、LOGIC CANVASを開きます。

検索画面のRowコンポーネントを選択し、LOGIC CANVASを開く

Open pageのフローをドラッグ&ドロップで設置し、Component tapと繋げたのち、Pageを「検索画面」に設定します。

Open pageのフローを設置し、Pageを「検索画面」に設定

それぞれ、他の画面も同じように設定していきます。

他の画面も同じように設定

以上で、 メニューバーから選択したページに飛べるようにロジックの作成が完了しました。

6. メニューバーを他のページにも作る

最後に、ここまで作成したメニューバーを別のページにも作成します。

が、一から作るのは大変なので、コピー&ペーストで貼り付ければOKです。

お気に入りページにもメニューバーを作成する。

上記の状態から、RowコンポーネントでメニューバーをペーストできるCellを作成しておきます。

RowコンポーネントでメニューバーをペーストできるCellを作成

お気に入りのページから作成したコンポーネントをコピーします。

お気に入りのページから作成したコンポーネントをコピー

お気に入りのページに貼り付けます。

お気に入りのページに貼り付け

同様に、×アイコンや作成したメニューリストのコンポーネントも貼り付けていきましょう。

×アイコンや作成したメニューリストのコンポーネントもコピー&ペースト

以上でメニューバーを他のページにも作ることができました。


これでアプリ開発の説明は以上です。

おつかれさまでした!!


・最後に…次回はアプリ開発紹介のラスト『アプリの公開方法』

今回はいかがだったでしょうか。

ご質問などもありましたら、気軽にコメントいただければと思います!

次回は、今回のAppGyverでアプリ開発紹介のラストになります。

内容は『#10 アプリの公開方法』です。

それでは、次回もよろしくお願いします!








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