見出し画像

不正解の余地

あーでもない、こーでもない、とまっすぐに進めない言葉は、ダサいような気がしていた。簡潔で、分かりやすくて、誰もが理解できるような言葉が「かっこいい」と思っていた。

歌う時だってそうだ。私の声は軽くて、ダメなような気がしていた。抑揚があって、声量があって、技の詰まった歌い方が「上手い」のだと思っていた。

過去形にしたけれど、今だって思ってる。
正解がないものに「不正解」を与えてきた。

それでも、気付いていきたい。

完璧じゃない言葉が作ってくれた人との話す話題とか、歌声を聞いてくれた人が合いそうだと選んでくれた予想外の選曲とか、

「不正解」だったから、起こった出来事があること。

10月、文学フリマに向けて本を作ります。
どう頑張ったって「不正解」がいろんなところに転がるだろうから、自分なりに頑張っていこう。

サポートしてくれたら、ラーメン食べるつもりです。時々食べるラーメン、おいしいよね。