今年を振り返って~Part1~
あっという間の1年でした!
2024年もあとわずかとなりました!
今年は「介護のプロ」として、透析クリニックに通院されている方への「介護相談」をスタートしたり、そのことをこの「note」で発信したりと、これまでの自分の職業経験では中々してこなかったことにチャレンジしました。
透析クリニックも介護施設と同じで、通院患者さんからすれば、「人工透析」は日常でありますので、お正月も関係なく月曜日から土曜日まで稼働しなければなりません。
僕は、介護施設で働く前もサービス業で働いていましたので、社会に出てから一度もお盆、お正月休みを取ったことがないです。20年以上そのようなライフスタイルを続けていると、特別感もないんじゃないかと思われるかもしれませんが、そんな僕でもやはりTVや町の雰囲気からさすがに「特別感」は感じています(笑)
さて、今回は「今年を振り返って」というタイトルのとおり、「介護相談」をとおして感じたことや、知りえたことなどを中心に書かせていただき、「介護相談の今後」についても少し触れさせていただけたらと思っています。
介護相談って響き、悪いですか?
「介護相談」をしていて、一番難しいと感じていることは、患者さんに対して「介護相談してます」ってなるべく言わないようにしていることです。
この文言を出すと、大体介護相談で声をかけている患者さんの約3分の1の方の表情が曇ります。とはいえ、話していて明らかに介護が必要な方や、家族介護で悩まれている方には僕が何のために声をかけさせていただいてるかを話さないといけないので、ここは表現に困る時があります。
「生活相談」だとぼんやりしすぎているし、いきなり「生活上で気になることありませんか?」だとざっくばらんすぎて伝わりにくい、患者さんのキャラに合わせて話し方を変えながら対応していますが、「なんか良い言い回しないかなー」と毎度頭を悩ましています(笑)
介護相談って、現在「介護が必要ない」と思っている方からすれば「余計なお世話」なことなんですよね💦
介護相談でできる範囲は?
これも、介護相談をしていて悩ましい問題です💦
相談を受けている中で、患者さんとしてはそもそも生活上の課題や問題に対して、「誰がどこまで対応してくれるのか」ということが率直な疑問点であると思います。
ちなみに介護相談を通して、僕自身が対応していることは、
・家庭訪問(生活環境の調査、確認)
・施設入居が必要と思われる方への介護施設の提案と紹介あっせん(これに関わる関係各所との連携もします)
・介護サービスの提案
・要介護認定の申請補助(代理人ではないので、申請代行まではできません)
大きくは、上記のとおりかなと思います。
介護サービスは必要としている本人の「サービスの選択」と「契約」が原則ですので、僕が家族に成り代わってするような手続きはありません。
ただ、第三者として関われることも少なくはないので、介護サービスの決定やサービス利用の契約に絡むような手続きはできませんが、その手前までは基本的にはできます。
じゃあ何が悩ましいかというと、今後僕一人でどこまで患者さんお一人お一人のニーズにお応えできるかです。これは、来年以降も自分自身の課題になると思います。
次回も振り返ります!
このように、今年は介護サービスを提供する側としではなく、介護が必要な人とサービスをつなげたり、介護保険の認定は受けていないけど、自分や家族の将来について不安を抱えている患者さんの話を聞いたり、患者さんとただ雑談をして長時間の透析治療中のちょっとした暇つぶしになったりと、新しい体験を数々させていただきました!
次回は、「岸辺くすのき透析クリニック」の取り組みから「高齢の患者さんに与えている影響」や「高齢の透析患者満足度を上げるための取り組み」について触れていきたいと思います!
次回もお楽しみに~!