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本当は眠りたくなんかなくて
「夜はどんどん気持ちが沈んでいくからね、早く寝るんだよ」って心配してくれた電話相手にさえ、今夜は眠らなくても平気だって、くだらない嘘をついてしまう自分がきらいだ。
午前三時は何もしなくたって否応なしに悲しくなる。本当は眠りたくなんかなくて、ただ眠ることも沈むこともなく、時間が過ぎて穏やかに朝が来てくれればそれでいいのにって思ってる。でもそれは、戦争をなくすことと同じくらい無茶な願いなんだ。
最近、歌詞のまっすぐなラブソングを聴くことが増えた。マッチングアプリで簡単に異性をジャッジするような世の中で、素直に愛を伝えることはものすごく難しい。だからこそ、好きだとか愛してるだとか、むき出しの言葉が持つきらめきにすがりたくなるのかもしれない。
友達にも好きな人にも家族にも、同じ重たさで好きだって伝えられたら良いのにな。素直に好きを伝えられていたら、崩れないままでいられた日々もあったのにな。そんなこと考えたって悪くなるだけなんだけどね。
今夜が少しでもマシになれるように、久しぶりにnoteを書いてみた。言葉にしてみると、少しだけ楽になったような気がする。もし夜が明けて、それでも眠ることができなかったら、朝焼けを眺めに丘の上まで行ってみようかと思う。明日は晴れるといいな。