[一語一会の種 #3] Tycoon
Tycoon: ビジネス・産業で富を得て,地位を築いてきた人
由来は,江戸の将軍が「大君」と呼ばれているのを幕末に(?)日本にやってきた外国の方が聞いたところに端を発するとのこと.今は転じて上記のようにビジネス界で使われているようだ.
合衆国の例としては,起業家(ないし発明家?)のスティーブ・ジョブズやラリー・ペイジを考えてもらうのがよいだろう.日本では,特に前述の訳だとある意味既得権益的なニュアンスが強かったりするのだろうけれど,人によっては産業におけるハブになったりして,経済活性化に貢献しているところもあるのだろう.
ただ,単にtycoonになってもすぐに幸せはフェードアウトすると思う.なぜなら,幸せは期待感の充足(もっと言うとその将来予想)である面が強いからだ.だから,お金だけじゃなくて幸せも自分と周りの人たちとで作れるようにしておく,可能ならそれを周りの人たちにも広げられる分かち合えるのがほんとうのTycoon(大君)かもしれないなと思うところだ.
(まぁちゃんと器が元からある人にお金がついていくという側面も一定あると思うのでそこまで心配はしていないが.)