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社労士試験まであと6週間

社会保険労務士試験は年1回、8月第4日曜日に行われるのが通例です。
第56回(令和6年)社会保険労務士試験の試験日は8月25日。

この記事を書いている時点で、6週間後に試験が行われます。
特に直前期の過ごし方により、結果に大きな影響が及びますので、一事例として参考になればと思い、筆を取りました。


【はじめに】 「直前4週間」がゴールデンタイム


社労士試験は試験範囲が広く、覚えることがたくさんあるため、「忘却との戦い」とも言われます。
一生懸命覚えたことが数か月後には記憶にないこともあるあるです。

よく言われるのが、試験直前に覚えたことは試験当日にも覚えている、というものです。
なので、直前4週間に脳内に社労士知識を満載させ、試験当日を迎えるようにしました。
仕事、プライベート、家事、その他で覚えることもあるでしょうが、この4週間は社労士知識搭載を最優先。優先度の低いものは頭の中から強制消去し、記憶領域を確保しました。

つまり、直前4週間は試験当日まで有効な記憶期間であることから、社労士試験における「ゴールデンタイム」と形容されることもあります。

どんな勉強をすればいいか?

本日は試験6週間前。
逆算スケジュールで、「4週間」+「2週間」と位置づけます。

「4週間」(28日前〜当日)
全ての合格基準を満たすために必要な知識を脳内満載にしていきます。過去問を標準本と位置づけ、過去問の読み込み、正誤判断のポイント理解、選択式試験頻出部分のテキスト読み込みなど。
模試や答練の解き直しも悪くはありませんが、残された時間が少ない中で生産性があまりよくありません。私の場合は、解き直しはせず、模試・答練の設問、解説を読み込みました。

「2週間」(42〜29日前)
上記の「4週間」は、試験で戦うための「戦闘能力補給期間」と位置づけます。
この「4週間」で超効率よく社労士知識を満載にするため、この「2週間」で取捨選択しました。
これまでの自身のテスト結果を振り返り、知識が脆弱な箇所や忘却部分の中で、試験対策上、脳内インプットが必要な部分を明確にしていきます。
その時点で暗記に着手しても悪くはありませんが、確実に断捨離を完遂することに重点を置くことをおすすめします。

どのくらい勉強すればいいか?

合格年(2022年)は、試験直前に連続2週間休暇をいただくことができました。
この2週間は1日12時間以上勉強しました。勉強は質が重要ですが、試験直前はその理想を追っていては進展しません。どんな手段やレベルでもいいので、とにかく量(勉強時間)を追い求めました。机に向かった真剣勉強のほか、動画視聴、ヒアリング等々。
目や耳からの左脳を刺激するインプットもフル活用。

一方、試験1週間前からは勉強時間を控えめにしました。
試験当日に脳が疲弊していてはパフォーマンスが発揮されないからです。
なので、私の場合、試験28日前〜8日前に社労士知識フル満載作業を行いました。
どんなに頑張ってもインプットできない部分も中にはあります。これについてはメモ一覧化し、試験前日・当日の超直前に暗記する作戦を取りました。
(例えば、雇用保険 特定受給資格者 給付日数)

どんなことに気をつけたらいいか?

試験に臨む際、私は次のことを強く意識しました。

社労士試験は、社労士知識だけで合格を成し遂げる方はごくごく少数。
だいたいの合格者は「意識」+「知識・技術」+「行動」の3つが全て揃って初めて合格を成し遂げる難関試験です。

模試は好成績なのに試験本番は…
運もありますが、試験当日に平常心が保たれ、模試と同じくらいの気持ちで臨むことができたなら、ひょっとして結果が変わったかもしれません。
要はそれくらい心の保ち方が重要ということです。

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