悲しみが生んだ、Mr.Children『 優しい歌 』の超 · 解釈
まえがき
おとといから“後悔”という言葉が頭から離れない。
頭の中のプレイリストで、その“後悔”という言葉で検索をかけたら、ミスチルの『優しい歌』がヒットした。
そしてサブスクで聴いたら、真っ昼間の住宅街で、歩きながら、涙が出てきた。
解釈によっては、あまりにも現状にあてはまりすぎるから...
そのわけを書こうと思います。
※ミスチルファンのみなさん、申し訳ありません。
既存の解釈をぶった切って、なおかつ曲解してしまってます。
歌詞のリンクはこちら
本題
『誰かが救いの手を 君に差し出している
だけど 今はそれに 気付けずにいるんだろう』
そのままです。(正確には過去形なんですが…)
『しらけムードの僕等は』
ストレスを抱えて、表情や感情がどんどん鈍くなってきている自分(達)、
世の中悲しいニュースが多すぎて、それをいちいち真に受けてたら、身がもたないから受け流して、そのうち他人に共感する機能が弱くなっていく自分(達)、
もしくは、ちっともよくならないと感じる世の中や、そのことに無力感を抱く自分(達)、のこと。
『胸の中の洞窟に 住みつく魔物』
誰しもが持つ“正義感”のこと。
加害者も、加害者を批判する者も、みんな持ってる。住みついて離れてくれないし、他人に振りかざすと危険な奴。
その次の歌詞は
『(胸の中の洞窟に 住みつく魔物)と
対峙していけるかな』
と続く。
自分も加害者になる可能性があるし、それを繰り返す可能性もあるから、適度なキョリでお付き合いしていかなければならない。(そのキョリ感が難しいのだけどね…)
『一吹きで消えそうな 儚い願い
言いかけて飲み込んで 恥ずかしくなる』
「こんな結果おかしい」
「なにかしてあげれたらよかった」
「叶うなら、戻ってきて」
適切な表現できませんがそんな感じです。
『魂の歌 くすぶってた
照れ隠しの裏に忍ばせた 確信犯の声』
※ここは、うまく解釈できないんですが、ムリヤリするなら、
「世の中を、自分を、よくしたい!」
「世の中を、自分を、変えたい!」
とは思うものの、他人からの批判、自分も怖いし、
これはこれで、また自分の正義を他人に押しつけることになるから、どうしたらいいかわからないって状態、といったところでしょうか…
(結果、してしまうのは、濁す意味合いの作り笑いだったりする)
『出口の無い自問自答 何度繰り返しても
やっぱり僕は僕でしかない』
「自分はできることをしてただろうか?」
「できることをしていないとして、してたら、結果は変わっていたのか?」
こう考えてしまうが、もう戻ってこない。
そして遺るのは、いまここにいる自分。
『なら どちらに転んだとしても
それはやはり僕だろう』
戻ってこないという悲しい現実のほうにいるけど、
そんな悲しい現実にいるのが、自分で、
それは否定できない、ということ。
『このスニーカーのヒモを結んだなら
さぁ行こう』
前は向かなきゃならない。
何もしなくても、何かをしても、時間は進んでしまう。
『簡単に平伏した あの日の誓い
思い出して歯痒くて 思わず叫ぶ
後悔の歌 甘えていた 鏡の中の男に今
復讐を誓う』
K-POPファンや、K-POPに詳しい人なら
2019年10月と11月にたて続けに起きた、似たような悲しいことを覚えているはず。(もちろん、過去をふりかえれば、この3件だけではないけど)
そして、「こんなこと繰り返してはいけない」と思ったのに誓ったのに、
自分は、何もできずに、何もせずに、
繰り返してしまった。
『群衆の中に立って 空を見れば
大切な物に気付いて 狂おしくなる』
そのままです。
失ってしまった、大切なもの。
『優しい歌 忘れていた 誰かの為に
小さな火をくべるよな
愛する喜びに 満ちあふれた歌』
※『くべるよな』を『くべるような』と、解釈しています。
私はキレイゴトは嫌いなほうですが、
ほんとうにこういう世界をつくっていきたい、と。
こういう世界になればいいな、ではなくて。
※いちおうあれがないように本人によるリプも貼っておきます
あとがき
わたしも匿名でこのnoteをつかっています。
「どの口が言ってんだ」と思う方もいるでしょう。
でも自分の言葉に責任はとっていきます。
しかるべきときは、法の裁きを受けるという覚悟、してます。
声をあげていきたい、それだけです。
Pray for them...
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