薬剤師を動かしてきたもの
負のモチベーションで動くのが薬剤師
正のモチベーションで動くのが医師
ではないかと最近思い始めた。
薬剤師は、その仕事内容から、「○○しなければいけない、そのために●●する」という思考を形成しやすいのではないかとおもう。
○○できるように頑張る!とか、患者さんの命を救おう!という形の、いわゆる正のモチベーションが働きにくいのではないか。
どうしても、「●●しなければいけない」「●●してはいけない」という思考が現在の薬剤師の職能を形成してきたのではないだろうか。
そして、何よりも問題なのが「そのように形成されてきた思考、行動でいままで給料を得てきた」ことだろう。
行政から、●●は禁止(零売などの言葉を当てはめてみるといい)とか、▲▲が足りないと返戻、再指導とか、、
もちろん医師だって同じく法律などで規制はされている。
しかし医師の場合は職能団体がしっかりと機能して権利のために政治までもを動かしてきた歴史がある。
翻って、薬剤師の職能団体の歴史はどうだろう。医薬分業を勝ち取ったのは本当に薬剤師自身だろうか?
薬剤師の職能団体は、医薬分業が進むと同時に、相互監視組織として機能してきた。
いわゆる「村社会」である。
新しい薬局ができた場合、可能なかぎり排除してきた。特に大手が地域に出てきたら団体への加入拒否や、FAXカウンターからの送信を拒んだり数々の「自衛」をしてきた。
あそこの薬局「フェンスを切ったぞ!」とか、「処方せんはこちら」という看板を指摘して撤去させたりもしてきた。(私も実際に経験済み)
そのように過剰な防衛とも言える、目先の利益しか見ない監視通報行動に淫してきた。
その結果がいまの薬剤師の職能である。
余計なことをすると、
地域の支部にチクられる、
だから決められた通りにしか行動できない。
それでは新しい職能は生まれない。
職能団体がそのような「負のモチベーション」をもってリードしてきたため、今の薬剤師の困窮している姿は当たり前と思われる。
医師の職能団体が、勝ち取って生きていくという、いわば「正のモチベーション」で動いてリードしてきたために今があるのだと思う。
つらつら書きましたが、薬剤師6年制になっても何も勝ち取れていない現状について考察してみました。
根拠とか文献等を用いた考察はまた書き足していこうと思ってます。
いつもこんなつまらない記事を
読んでいただきありがとうございます😊
(お金を払ってまで読んでくれてる方、本当にありがとうございます。)
それではみなさん、
ごきげんよう。