推しに初めてお花を贈った話。
わたしが今、できること、お金使うこと(カスのハミングバード)
こんちゃ!檜です。
これは個人的な持論なんですが、
オタクは推しへの愛が行き着くとこまで行ったらお花を贈りがちという傾向があると思うんです。
私が身を置く界隈のうちフラスタや楽屋花を企画したり一人で贈っている方は、FF同士に限定してもたいてい強火なオタクだったりするんですよね。
別に私自身が強火のオタクだとは思ってないのですが(そういうのって自称するもんでもないですしね)、
今回私の最推しである香里有佐さんへフラスタをお送りしました。
今回の記事は、フラスタを贈る時の流れを自分用の備忘録として残しておくと同時に、
「おれもフラスタ出してぇ……でもおらはデザインセンスがねぇしやり方もわかんねぇだ……」とハードルの高さを感じている方々に、
ソンナコトナイヨ〜!!!を伝えるための記事としても残しておきたいと思います。
ええっ!?絵も描けないのにフラスタを!?
そもそも、なぜフラスタを出すに至ったのか?
結論、「やってみたかったから」です。
特に認知されたいとか、同担のオタクにマウント取りたいとかの邪な気持ちは一切ありません。
ただただ推しが大きなコンテンツのイベントにご出演される事実を祝い、感謝を伝えたい。
今日という日が推し(と担当)にとって特別な一日になりますように、そんな願いを込めてお花を贈るのです。
最近思うのですが、イベントに出てくれるのって当たり前じゃないですし、
ましてやライブとなると振り入れやリハ、体調管理、当日のメイクなど何ヶ月も前から当日まで色々な準備が必要になる、
かなり重めのお仕事だと思うんですよね。
我々オタクはお出しされたものを見るだけですが、
めちゃめちゃ念入りに準備を進めて見せてくれたものを
ただ受け取って終わりにしちゃうのもな……実はとんでもなく有難いものの積み重ねを享受しているんだよな………
と、おめでとうより感謝が上回るキモさの限界突破が発生し、
行き着いた先がフラスタ贈呈でした。
しかし、まず最初のハードル。
俺、絵描けなくね??何ならフラスタ発注の進め方も知らなくね??えっ詰んでない???
全体の流れ
フラスタ発注における予備知識が一切なく困り果てた私は、
ひとまず情報収集から始めました。
一番手っ取り早いのは、個人or企画フラスタの発注経験がある仲良しオタクを頼ること。
「は??てめぇで調べろし」というリアクションを恐れずにチャットでやり方の教授を乞う、簡単な作業です。
着眼点としては①発注までのフロー ②予算感 ③フラスタデザイン の3点。
本記事でも、ここを中心に記載していきます。
教えてもらったことをざっくりまとめると、全体の流れとしては
発注先の花屋を決める→自前のデザインイメージを渡すorHPの事例を参考に作ってほしい旨を伝える→当日の出来がいいことを祈って待つ です。
図に起こしてみましょう。
なお、今回のケースではデザイナーさんがご担当される
フラスタ作成作業以外のすべてを自分一人で行っているため、
絵師さんにパネルを発注したり協賛者とのやり取りは発生していません。
パネル発注やイラスト依頼をする場合は、
別軸で関係者との相談や打ち合わせが必要かと思います。
フラスタのコンセプトを決める
この時点で、大まかな色やコンセプト、テーマを決めて絵に起こしておくのがオススメです。
そして、デザインセンスのなさに自覚のある人は、真っ先にここでつまづきます。
何故なら絵が描けないから。
そういう時は、いきなり絵を描くのではなく情報収集を始めましょう。
フラスタ作成実績のある花屋さんでは、デザイナーさんの名前を出したうえで納品事例を掲載してくれています。
あと、、SNSでイベントのタグを見て気に入ったフラスタの写真をブクマしておきます。
イベント現地へ足を運ぶ機会があれば、
他の人が贈ったフラスタを実際に見てイメージを膨らませるのもアリですね。
SNSの投稿を探す際は、集団で贈った大規模なモノではなく
一人で贈ったと思われるフラスタを見ておきましょう。
1人でクソデカい花を贈ると破産してしまいますし、規模感が同じものを見ておく方がいいですからね。
ちなみに、私が全体像の参考にしていたのは日向坂46現場(特にリアルミーグリ)のお花でした。
レギュレーションの確認 ※最重要!
ここ、マジで一番大事です。
確認するべきは、①そもそもイベント会場がフラスタor楽屋花OKか ②フラスタの高さ等のレギュレーション ③搬入先住所と宛先 ④納期(搬入期日と時刻)です。
そもそも会場がフラスタNGであればお花は贈れませんし、
贈れたとしてレギュレーション違反が確認されたら搬入不可になる可能性もあります。
レギュレーションはしっかり守ったうえで、
その範囲内で好きに遊びましょう。
予算感
今回は自分一人だけでやる想定で、
かつ派手な装飾やパネルをつける予定もなかったため、
多めに見積もって50,000円で予算設定をしていました。
根拠として、フラスタ作成・納品実績が多数ある花屋さんの公式サイトにて予算イメージを提示してくれているからです。
今回かかったコストでいうと、フラスタは総額30,765円でした。
また、今回は予算にかなり余裕ができたので、
楽屋花も同時に発注しました。
楽屋花は総額11,445円でした。
合計、42210円。
意外と実現性の高い価格でした。
なお、上記ページ内にこの記事と同じような内容で
もっと分かりやすいフローをまとめているページがあります。
えっじゃあこの記事いらなくね??
フラスタデザイン
何となくやりたい構成や参考にしたい構図が思い浮かんだら、
実際にアウトプットしてみましょう。
絵はへたくそで大丈夫です。マジで。
何なら私のラフ貼っておきましょうか??
幼稚園生でももうちょっといい感じに描けるよ??とツッコミたくなるラフを提出し、
「なんかいい感じにしてください!!」これでOKです。
組み込む要素としてはお花を贈る相手のメンカラ、
モチーフにしたい衣装やカードのコンセプト、ライブのテーマでしょうか。
お花の品種も指定できるなら、それもアリです。
個人的には、雨上がりの道に咲き誇る花たちガーベラが好きです。
ある程度の方向性が決まれば、あとはデザイナーさんに丸投げしてしまいしょう。
その道でメシ食ってるプロなら大丈夫。
強いて言うなら、絵を描き起こすPCかタブレットがあると効率よく作業を進められます。
私はiPadに標準搭載されているお絵描きアプリでラフを作りました。
あと、立て札をどうするか問題。
今回は花屋さんの方でご用意してくださったので
記載する文章をお伝えするだけでしたが、
PowerPointで描き起こしてPDF化ののち自力で札を作成するパターンもあるそうです。
立て札が自前の準備なのか花屋さんでご用意してくださるのかは、
デザイナーさんに確認してみましょう。
実際に納品されて。
そして時は過ぎ、ライブ前日。
デザイナーさんからフラスタ納品の連絡がきました。
お写真が添付されており、そこで初めて完成品を見ることになります。
す、すげぇ~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!
先述の落書きみたいなラフと「なんか上品でいい感じにしてください!」というカスみたいなオーダーから、
このクオリティのフラスタが出来上がりました。
凄くない???これがプロの腕前ですわ。
結局このイベントは延期になってしまい実物を目にすることは叶いませんでしたが、
写真を見るだけでもだいぶ満足しています。
この記事を書いている時点で既に延期連絡から1週間経過していますが、
未だにお花の写真見返してますよ。
プロってすげぇんだな………………
ちなみにご本人にもお写真届いたそうです。
推しちゃんが喜んでくれるのが一番うれしいね…
新たな疑問。
一方、今回のフラスタ計画を完遂させる過程で、
新たな疑問も生まれています。
・結局、フラスタ発注っていつからいつまでにやればいいの?丁度いい時期感ってどの辺なの?
・イラストボードを絵師さんに依頼する場合、
どれくらいの納期やスケジュール感で依頼すればいいの?
・絵師さんにボード依頼するときの費用ってどれくらいが相場なの?
おそらく別の方が記事を書いているかもしれませんが、
この辺の疑問が解決したらもっと大掛かりなお花を贈れるかもしれませんね。
やってみてどうだった?
結論、絵が描けなくても、デザインセンスがなくても。
やり方を知っていてお金さえ用意できれば、フラスタは贈れます。その道でメシを食ってるプロを信じなさい。
先述した通り雑なラフ画で「なんか良い感じにしてください!w」でも、形になります。
おそらくより拘ったフラスタを贈りたいなら、
デザイナーさんとより詳細なお打ち合わせが必要になるでしょう。
あくまで今回は絵が描けないし絵師さんとの人脈もないけど、
推しにお花を贈りたいオタクのための記事なので、
もっと大規模な企画をやりたい方は他のレポや記事を参照くださいませ。
アイマスは特にキャラクター愛が強く解像度の高いオタクが多数いて、
様々な視点や切り口で愛情を表現しています。
実際、11thライブのフラスタ報告ツイートを見ていても、
素敵なお花がこれでもかと出てくるんですよね。
だからと言って「このレベルで出来なきゃいけないんだ……」みたいなハードルを感じる必要性はなく、
人と比べること自体がバカです。頭悪いです。
フラスタを贈る目的はもちろん推しに対する愛情表現や感謝を伝えて喜んでもらうこと。
ですが、フラスタに対してどう拘るかは自分がどうしたいか、
ただその一点に対して向き合うだけです。
私はフラスタに関してはそこまでド派手にする必要はないと思っていて、
シンプルかつ落ち着きのある上品な仕上がりの方が好みで。
今回発注したフラスタと楽屋花も、
デザイナーさんが最高の形で仕上げてくださいました。
推しに対する愛情表現なんて人と比べるもんじゃなくて、
自分がやりたいからやるだけです。自己満足でいいんですよ。
最後に、今回発注させていただいた、
オススメのお花屋さんのHPを置いて締めたいと思います。
HP上に様々な基礎情報が記載されており、
実際の納品事例をイベント名と宛先を添えて記載しています。
実際の発注時には「○○の事例を参考にしたい」と伝えるのも良いかもしれません。
それでは、良きフラスタ贈呈オタクライフを。