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エッセイ 星川実業の最終回はいつ?
この投稿は自分の思考を言語化し、整理し、後から振り返るための記録です。自我の定まらない中年男性の醜い嘆きですので、気色悪くて不快な内容になります。読まない方がいいです。殴り書きです。
最近ずっと不調なので、近況報告も兼ねて痕跡を残しておきます。
テーマ① お前は誰?
私を「まゆげ」「くそまゆげ」と呼ぶのはスト4以前のゲーセン勢が多い。「まゆたん」「ふしんしゃ」と呼ぶのはポケモン勢。「おっさん」「カス」「ポコチン」等と呼んでくるのは平安時代からの古い友人だし、ワームモンのモノマネが上手い友人は「ケンちゅわん」と呼んでくる。
私は相手のことを記憶するのが苦手だ。対策として、所属するコミュニティに合わせて名前を変えるというライフハックを覚えた。相手が自分を何と呼ぶかによって、相手が何者か大凡予想できる仕組みだ。これは便利だと思っていたが弊害が生まれた。
自分が何者か、これまで何をしてきたどんな人間なのかという質問をされた時に答えるのが面倒くさい。
私は趣味に生きる人間で重度の対戦ゲーム中毒者だ。昔は「俺が誰だろうと関係ないだろ、早く対戦しようぜ」というスタンスの人間が多かったし、良い意味で互いに無関心であることが許されていた。ゲーセンはもちろん、ネット対戦もそう。事情が変わってきたのはSNSが浸透しきった頃だろうか。匿名の発言は相手にされず「お前は何者なんだ?」が問われるようになった。
対戦を募集するにも、情報交換をするにも、助言をするにもされるにも、正体不明のアカウントとやり取りするのは効率が悪い。私はこういう存在です、というバックボーンがあったほうがインターネット上で活動するには効率が良い。
星川実業と名乗り始めたのは2016年頃。そこからは基本的に名前を変えていない。キッカケは二つある。
一つは上記のインターネット文化の変化に適応しようとした結果。
もう一つは格ゲーの大会に出た際の出来事。トーナメント大会で有名な強豪プレイヤーとあたり名乗った所「くそまゆげ…は心苦しいのでまゆげさんって呼んで良いですか」と苦笑されたこと。人生で初めての経験だった。なんて爽やかな大人なんだ。学生時代のあだ名がえたひにんの私へ、ゲーセンで連勝していたら「ふざけんなよクソマユゲ!」と罵声を浴びせられそのままあだ名にした私へ、敬意を払うだと?顔だけじゃなくて中身も爽やかな紳士かよ。好きになっちゃうよ舐めやがってぶっ殺してやる。試合には負けたし、その爽やかイケメンはプロゲーマーになったしJPで活躍していた。おめでとうございます。
仮に、今後オフライン対戦や大会等コミュニティへの参加が増えるとなれば外でも呼びやすい名前で固定した方が良いだろう、というのが二つ目の理由。
初めまして、星川実業です。
テーマ②星川実業って何?
名前を決める条件はいくつかあった。
・字数は短く、読みやすい
・人と被りにくい
・外でも呼べて、呼ばれたこちらも抵抗なく反応できる
「星川」だけだと全国の星川さんと被ってしまうし、苗字のみ名乗るのは格ゲー強者の特権という認識があったので避けた。
そういえば自営業の父の仕事を手伝っていた時に、マネージャー業務はこのまま全部俺がやるから法人格を取ろうと持ちかけたことがあった。父は面倒ごとと仕事が増えるのが嫌で法人化にも消極的だった。名前は何でも良かったが、星川親子でやるならそれに因んだ名前の方が分かりやすいだろうと提案した。父は「なんか反社が絡んでそうな名前だから嫌だ。もっとかわいい名前がいい」と却下された案が「星川実業」だ。
個人が法人っぽく名乗ってるのがちょっと面白く感じたのと、仮に軌道に乗ったらそのまま「星川実業が会社になりました」と報告してもよい。そんな軽い気持ちで星川実業は始まった。父のくも膜下出血で話は無くなったが、終わったわけではない。私一人でも名乗ればいい。我々は星川実業だと。
テーマ①で挙げた理由が改名理由の全てであり、決してこれまでの繋がりを消滅させたいわけではない。なので分からなくならないように名前を『/』で区切って星川実業/くそまゆげと両方記載することにした。
星川実業を知る人からすれば、くそまゆげは喋らなすぎて不気味だろうし、くそまゆげを知る人からすれば星川実業は弱くて結果を出せないくせにずっと煩くて目障りな存在だろう。両方私です。
テーマ③SNSの下水道で踊る
Twitterは思考の肥溜めであり、大便を捨てる場所だと思っていた。2010年〜2016年頃のTwitterはそんな感覚だった。思いついたことを書き残して、後から見返す。大便まみれの谷底のような場所で、ごく稀に砂金のような有益な輝きが見つかる。稀に自分の便を買い取る物好きが現れる。それくらいが丁度よかった。
丁度Twitterのパスワードを忘れてしまい、タイミングが良かったので星川実業として新しくアカウントをスタートさせたのが2016年。当初はこれまで通り好き勝手に便を吐き出していた。
格ゲーのメモ代わりに使っていたTwitterだったが、格ゲー関係の交流や情報収集に役立っていた。元々情報を文字に残すのが好きだったこともあり、note記事を書くようにもなった。中身がスカスカのwikiやまとめサイトが増えており、あまりにも不便なので自分でまとめた方がマシだという感覚だった。
ついでに、思いつきや、しょうもないストレスを文章で発散することを覚えた。結果Twitterは「人との交流にも使う」「自分の思考の捨て場」と両方の性質を持つ場所になった。
テーマ④啓蒙と公私
格ゲーマー星川実業の存在がある程度安定?した頃、格ゲーを教えて欲しいと声をかけられる機会が増えた。学生時代から人に教えることはあったが、初対面の相手と通話しながらやり取りするのは始めてだった。文明の発達を感じる。
格ゲー上級者が文章化していない部分の駆け引きや攻略を自分なりに解釈し、文字に残そうという試みを始めた。主に自分のためであり、同じように苦しむ初心者にも何か参考になればラッキーだな、くらいの感覚だった。
GGSTの元気いっぱいなわんぱくクソ技の数々にキレながら、殴り書きで全キャラ対策メモを残したのが転機になった。一部キャラやその使い手だけ叩くのはフェアじゃないから全キャラクソだと全員ぶん殴るスタイルに対して、なぜか肯定的な反響が多かった。それだけクソ技が多いんだろう。
まともな攻略情報はプロゲーマーややる気のある配信者の皆さんにお任せして、自分はこういう日陰で活動していくのが丁度良いのかもしれない。
格ゲーマーが一人でも増えるなら、自分のこれまでの取り組みは無駄じゃなかったんだと肯定できる。教えることで自分の考えは整理される。そして上手くなってくれれば自分の練習相手も増え、できれば立ちはだかる敵になって欲しい。メリットが多い。初心者コーチング活動を積極的に行う星川実業が産まれた。
SNSで人との交流が増えると、立ち回りに品性が求められ始める。問題発言は怒られるし嫌われるし余計なことは言わなくて良い。好感度が下がると格ゲーでの練習効率も落ちる。という気持ちを点Pとする。
アホくさ、嫌なら見るな。なんで真っ当な人間のふりしなきゃいけねぇんだよそういうのが欲しいなら他所に行け。なんで対戦に人格を求めるんだよ公私混同すんな真面目に対戦と向きあえ不純物を持ち込むな。という気持ちを点Qとする。
点Pと点Qを結ぶ直線T上を移動する点R。格ゲーを啓蒙し広げたいという気持ちと、なんでSNS文化に迎合しなきゃいけねぇんだよ面倒くせぇなという気持ち。そのグラデーションに揺られた点Rが付き纏うことになる。
テーマ⑤欲望と物書き
私がSNS上で積極的に自己開示をするのは、自己紹介が面倒くさいから。お互いに関係性ができて、徐々に相手のことを知る過程が面倒くさい。後から「そんな人だと思わなかった」と言われるのが最高に面倒くさい。すぐ人間を分かったような気になっているのも浅いし、人を見る目が無いのをこっちのせいにするな。
noteでくだらない文章を多数残しているのもその延長で、円滑な交流を図りたいのであればあんなものは書かない方がいい。俺はこういうクズだぞ近寄るなと声を上げておくことで正常な人間を牽制している。それでも近づいて来る相手はある程度耐性があるはず。
配信もそう。後から見直せる、対戦相手との交流を図れる等のメリットがあるから続けているが、どうせやるなら真面目に編集するなり視聴者を意識した取り組みをすべきだ。それは面倒くさい。
その中途半端な揺れる点Rだが、信じられない現象が起きる。非格ゲーマー&匿名勢から「文章が面白い」と声をかけられることが増えた。第一印象は「罠??」と「狂人??」だ。何言ってんだこの人達は、と。
しかし文章は脳を痛めて産んだ動く未熟児のようなものなので、褒められると嬉しい本音もある。
そこで新たな視点が芽生えた。格ゲーを知らない層に関心を持ってもらうには、格ゲー以外の話をするしかないのではないか。あわよくば、私自身に関心を持ってもらえればそれが格ゲー布教活動に繋がるんじゃないか。
今までは、同じ格ゲーマーに向けた攻略や交流を意識していたが「非格ゲーマーにどうやったら格ゲーの面白さを伝えるか」が大きなテーマになった。
色々文章を書いているうちに、自分の知見や妄想を叩きつけることができる小説、エッセイの面白さにも気付いた。普段なら気が滅入るような出来事も「小説のネタにしてやる」と思えば大体楽しい。経験したいことはたくさんある。やりたいことが多すぎる。
テーマ⑥SNSストレスと不調
昔の私は、Twitterのフォローバックは精神が軟弱な奴がやる甘えだと思っていた。自分が見たいアカウントをフォローするのであって、そこに関係性などを求めてはいけない。人付き合いでフォローしあうSNSなぞ児戯であり、漢ならドスケベアカウントだけフォローしてノーモザイク動画をバンバンリツイートせんかい!渇!と。
しかし交流のツールになり、人に何かを教えたり普及する立場になるとそうは行かない。自分の性癖がバレるし、木を隠すなら緑の惑星地球の中。全部フォローバックすることにした。なんて軟弱なんだ。
予想に反して、自分が関心がなかったジャンルやコミュニティの情報が目に入ってくるのは新鮮だった。「嫌なら見るな」のシステムは合理的な反面、偏りや歪みを生む。私もそうなってはいけないなと思い広く情報を目にするように心掛けた。
恐らく連日の睡眠不足と労働のダメージと心身の不調が重なってケツから血がで始めたかと思うと、聴覚過敏のような症状が出始めた。そのまま情報収集を続けていた時、ふとキレそうになった。全ての情報が鬱陶しくて面白くない。なんで俺がこんな面白く無い奴らの話を聞かなきゃいけないんだという怒りが急に込み上げてきた。
このままではまずいと判断し、たっぷり睡眠をとりTwitterを削除した。スクワットしてた。スクワットしながらエルデンリングを始め、セカンドキャラでDLC面まで進めた。俺は正常か?いや正常じゃないな?
良い機会なので一度自分を見つめ直すべきだと判断した。
テーマ⑦何をしたいんだ実業
スクワットをしながら、自分は何がしたいのか、どうなりたいのかを考え直し優先度をつけた。
大きく分けると『格ゲー』『物書き』『経験』この3つを求めている。
『格ゲー』
1.格ゲーで強くなりたい。大会で実績を残したい
2.格ゲー普及に何かしら貢献したい。
3.自分にメリットがある範囲で交流や初心者コーチングを継続する(1を最優先しないと方向性がブレる)
『物書き』
1.文章を書き続けていたい
2.なんらかの賞に応募したい
3.格ゲー業界以外との交流を図るキッカケと、自己開示の手段として継続したい
『経験』
1.新しい経験や知識には常に触れていたい。そうしないと小さく浅い人間になってしまい寿命のバリューが下がる
2.新しい知見を求めることで自分の人間性の獲得や、人生を肯定できる可能性が高まる
私は「何かを生み出そうとしている人間」「何かを乗り越えようとしている人間」は結構好きなんだなと気がついた。それは何らかの作品を産もうとする行為もそうだし、弱い自分を克服しようとする姿勢もそう。自分が何かの役に立つなら使ってくれと思う。1.2とも連動する。
3.えっちな自撮りが欲しい
少しネットを見渡せば、えっちな画像の動画も溢れている。我々が欲しいのは「貴方になら見せてもいい」という『心』なのだろう。
心をくれ。
テーマ⑧エンディングは突然来る
過去の記事に残しているが、私の一族は皆早死にしている。人間が死ぬ時はある時は呆気なく、ある時は見苦しく長引く。
自分がどうなるか分からない。身体がぶっ壊れるか、精神がぶっ壊れるか、どちらが先行するか分からないが突然死する可能性は大いにある。
静かに穏やかに過ごすのはたぶん耐えられない。死ぬギリギリまでもがき、喚いていたい。星川という人間が生きてきた怒りや悲しみをぶつけていたい。最期にはなんとか人間らしくなろうと苦しんだ人間の断末魔を響かせてやる。そういう心持ちで生きております。
もし私に何か伝えたいことがあれば早めに言って頂けると助かります。
テーマ⑨友人達に恵まれてしまった
私はこんな人間なので友達もいないし孤独なんだ、と言いたいしそんな言動を続けてきた。が、振り返ってみたら全くそんなことはない。おかしな話だが、ここだけの話だが、友人に恵まれている。私を適度に無視しながら付き合いを続け、しなくていい心配や説教をしてくる友人ら。私みたいな人間と関わるよりもっと有意義な時間の使い方をした方が良い。そしてありがとう。
友人と呼ぶ程の関係性に無い方々も、私を肯定してくれてありがとう。本当に追い込まれた時に、じわじわとした暖かさが効いた。案外、自分は生きてても大丈夫なのかもしれないと思えた。
私を否定し説教してくれる方々もありがとう。人間、自分にとって都合の良い声しか聞かなくなったら終わりだ。アホ集団はそこを致命的に見失っている。私はアホだが、誠実なアホでありたい。信者を集い始めたら私を殺して欲しい。えっちな誘惑をされてドギマギしてたらガチ説教されて泣く泣く日常に戻る、そんなこち亀に掲載できるくらいのバランスでありたい(?
テーマ⑩ これから
ごちゃごちゃ書いたらかなり整理できた。やーぱりオラは格ゲーマーであり続けてぇ。
メインテーマを掲げつつ、自分にメリットがある範囲でその他活動を楽しみ、残りの人生を謳歌したい。
これまで通りわけのわからない言動もするけど、Twitterは他人の発言を見ない完全独り言仕様にようにした方が良いかもしれない。
これからも星川実業をよろしくお願いします。
続く