読み物未満 ブルーE本田ジャイアント 構成メモ
ブルージャイアントの世界が、ジャズではなくエドモンド本田だったらどうしよう。主人公が、世界一の本田使いを目指すバカでかい音を出す狂人だったらどうしよう、と考えたら怖くなったのでメモを残します。
※ブルージャイアントのネタバレを含みます
※本編知らないぜ、という方はアマプラでも解禁された劇場版ブルージャイアントをご覧ください
登場人物とあらすじ
・大(ダイ)
主人公。真っ直ぐな狂人。世界一の本田使いを目指し、宮城県から上京する。宮城の恥。
子供の頃にゲーセンで見た本田の試合に心を奪われる。対戦経験はないが、高校時代は毎日川辺で本田の技の素振りをしていた。真夏も、雪の日も。関わってはいけない狂人である。
なんで本田なの?という問いには「本田はなんていうか…一番激しくて…熱いんだ…!」とキマった目で訴えてくる。怖い。その後も「本田は感情のキャラ。毎日変わる。自分の感情を出すから」「俺の頭突きが世界一だと思ってタメてる」など、本田使いにしか分からない迷言を多々残すことになる。
見る者全員を「アイツはヤバい…」とビビらせるクソプレイで勝ちまくる。ボタンを押す音がバカデカい。モニターが青白くショートしながら筐体を破壊したことで「ブルージャイアント」とあだ名が付く。深いのか浅いのか分からない頭突きを当てて勝ちまくり、海外大会にまで進出することになる。
・玉田
大の友人。元々東京で大学生をしていたが、上京した大を家に泊めてしまったことで人生が壊れていく。本田狂人の犠牲者とも言えるが、すっかり本田にハマったあたり素質はあった。
大学ではサークルでサッカーをするつもりだったが、チャラチャラしたサークルが嫌で辞める。大に「ちょっとガードしてて欲しいべ!」とトレモに付き合わされ、爆音スーパー頭突きを見すぎて「俺も…本田使えるかな…?」と脳が壊され興味を持ってしまったのが運の尽き。
格ゲー初心者だがチームメイトに迷惑をかけまいと懸命に努力する。本田で。家にゲーム筐体を買い、大学留年確定。故郷で待つ母親に「俺、本田使いになったんだ」と電話する。これ以上の親不孝は無い。来世は微生物だろう。
・雪祈(ユキノリ)
大が東京で出会った格ゲー勢。長身でイケメンだが本田を使っているので人間性が終わっているし、他人も人生を舐めている。皮肉屋。俺はチームメイトを踏み台にしてEVO(世界大会)に行くし、本田の認識を変えると明言している。狂人。
家は本田教室で母は本田の先生。狂人のサラブレッドじゃねぇか。幼少期から本田を使っており格ゲーもスマートで上手いが、後に本田使いとして致命的な弱点が明らかになる。
→この三人が出会い、チーム「SUMO(スモー)」を結成。チーム大会優勝を目指し奮闘していくのが序盤の山場になる。
・大から「俺の頭突き、見てくれ。それでチーム組むか決めてくれ」と言われ、ボタンを押す爆音で「アイツどれだけ(あんなに歪んだ)練習を…」と怖くて泣いてしまい、チームを組む雪祈
・大「お前は本田をやりたいって言ってる奴にノーって言うのか?」 言うだろ。というツッコミをする人間はおらず、チームに入る玉田。等
・由井
師匠ポジションのおじちゃん。学生時代、大に本田のクソプレイを教えた狂人。元々強豪プレイヤーだったが世界には届かず挫折した経験がある。大の狂気に本田を見出し「とにかくデカい音で頭突きを撃て」と助言し続けてた。
・アキコ
昔は本田使いが集まって賑わっていた小さなゲーセン「ラウンド ツー」の店主。有名な本田使いの対戦動画は全て揃えている。そりゃ廃れる。
店はチームSUMOの活動拠点兼練習場所になる。基本的には良い人だが、未来を担う本田使いの出現に涙していたのでやはり狂人である。
→未熟だった3人が、挫折と挑戦を繰り返しながら成長していく。
・初めての大会で動けなくなってしまう玉田
・雪「137回。お前がコンボミスした回数。思ったより悪く無かったわ」 等
・平さん
1流本田使いが集まるゲーセン「ドースコイ」のオーナー。本田使いの国技館と言われており、入場料1万円取られる高級ゲーセン。完全に狂っている。
本物の本田使いを多数見てきたので目が肥えている。ユキノリがコネで入店し、初めてチームの試合を見てもらことになる。名シーンと名高い説教パートが始まる。
平さん「先方の彼(玉田)は初心者だね?全力で頭突きをしていた。懸命で、好感を持てました。次鋒の彼(大)…彼は凄い音を出す。今後が楽しみな、凄いプレイをする。」
自分が一番上手いと自負しているユキノリは笑みが漏れる。
平さん「大将の…キミ(ユキノリ)、全然駄目だ。小手先だけの真面目なコンボ、正しい起き攻め。内臓を全部ひっくり返しながら頭突きと百貫落としを撃つのが本田だろ。君は本田を使えないのか?」
平さん「本田だけじゃなくて人間も舐めているね?店員への横柄な態度、挨拶もしない。君は現実世界の立ち回りだけ本田みたいだ」
天狗になっていたユキノリは心が折れる。SUMOメンバーと衝突し、お互いを曝け出し、良いチームへと成長していく。
→実は平さんは、ユキノリが強い本田使いになる素質を見抜いていた。紆余曲折あり、夢の舞台ドースコイにてチーム大会に出ることになる。
大会出場を決めたユキノリは、工事現場のバイトをしながらこれまでを振り返る。色々あったけど辿り着けた。俺達は最高のチームだ。
突っ込んでくるトラック。複雑に折れる右腕。チームメンバー3人での夢の舞台は、夢で終わってしまった。
みたいな感じで、上手く加工して使ってください(何に?
完