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くそまゆげ@星川実業
2024年10月4日 15:44
「おっさんは、ちんちん舐めたことあるの?」正面から真っ直ぐに、少年は私を見る。いつもはコロコロと変わる表情が、この日は真剣で、少し悲しそうな目をしていた。「どうだろうね」とだけ私は答え、目をそらした。もう中身が入っていない缶コーヒーに口をあて、大きく傾ける。目を合わせないまま、そろそろ帰ると告げてその場を立ち去った。私はあの日から、何かがおかしくなった気がする。一章 18:00