見出し画像

近況:テクノで号泣編

8月16日、ソニマニ行ってきた。
オールナイトイベントで帰宅した後、この文章を書いている。夜通し踊り続けたので寝不足、疲労困憊、アルコール頭痛。早く寝たい。でも、眠れない。目を瞑っても、レッドブルウォッカのハードなカフェインのせいで眠れない、まぁ、俺はそもそも寝つきが悪い。常日頃から人間にオンオフを切り替えるスイッチが欲しいと思う。そしたら好きな時に眠れて、好きな時に起きれて、そのままオフにしておけば勝手に死ぬわけだし。
死ぬとか言ってごめんなさい。縁起でもない。寝てないので頭が働いていないんです。でも、頭が働いてない割には、「昨夜観たunderworldのこと語りてぇ!」とか思っちゃってるんですよね。
とにかく、今抱いている感情というか激情というか、焦燥感みたいなものを残さないといけない、と。でも、お得意のお気持ち漫画で表現するには時間も掛かるし、なにより怠い。なので、疲労コンパイルな精神と身体に鞭打って、文章で書き記すことにした。なんかめっちゃいい記憶も1日経つごとに色褪せてしまうのは世の常やけんね。生の感情を駄文で綴るわけです。そんな感じで、俺の感想は以下のとおり。

underworld準備中

Underworld最高

毎年のように参戦しているけど、今年は台風直撃ということで開催が危ぶまれたけど、無事開催。本当にありがとう。いろんなアーティストを観て、総じて神・・・!だったけど、ここではunderworldについて語ろうと思う。というか語らせてくれ。表題にもあるとおり、結論としては

テクノで初めて号泣してしまった。

中学生の時に兄から勧められて聴いたアンダワ。テクノの世界に俺を導いてくれたグループの一つだ。
俺はドラッグとかやったことないけど、仮にドラッグで得られる恍惚さや憂鬱さを音楽に置き換えたら彼らのような音楽になるんだろうと思う。そんな彼らの曲に、中学生の俺はどハマりしていた。レディへ然り、ポーティスヘッド然り、アンダワ然り、陰鬱とした学生生活を更に陰鬱にしてくれる厄介な音楽で、しょーもなく何者でもない自分を位置付けてくれるバイブルのようなものだった。そんなものを好き好んで聴いていたドクダミみてぇな俺が、30歳になって初めて彼らをソニマニで観た。それはもう、人生に思いを馳せてしまった。
俺が歩んできたクソと言うには浅くて、華やかと言うには色褪せすぎている、つまりグレースケールであまり面白味のない人生が、肯定と言わずとも「間違ってはいない」と言われた気がした。というかカールが言っていた。俺に。
ずっと昔から、特別になりたいと思い、変な音楽を聴けば特別であろうと思って、それが青年期になっても抜けずに、出来上がったのはただマイナーな音楽を知って悦に浸っている偏屈な大人。人生の中で特筆すべき成果はなくて、人間関係も同じ価値観で凝り固めて、人格としても凡。そんな俺は、彼らを観て、「ほら見ろ、俺は間違ってなかったんだ。アンダワはこんなにもかっこいいんだ。こんなにもかっこいいものを子供の時から知って聴いていたんだ」と大声で叫びたくなった。間違っていなかったんだと。俺は凄いんだと。

しょうもねぇ〜

そんなことを考えてたら、ちょうど彼らの代表曲であるborn slippyが流れた。いまだにこの曲を聴くと中学生の頃を思い出す。MP3に入れていた。思い入れがあり過ぎる曲。俺は号泣してしまった。
中学生の頃を間違っていないと言いたいし、今の自分のしょうもなさにも苦言を呈したい、そこから脱却しようとして描いている漫画のどん詰まり感、自分は特別なのか?何者なんですか?
色んな感情がぐちゃぐちゃで涙が溢れて仕方なかった。この曲で号泣してるやつなんて誰一人いない。みんな楽しく踊っているか、携帯で撮影しているだけ。この時も、人間にオンオフを切り替えるスイッチが欲しいなと思った。頭の中のノイズをキャンセルしてくれええ!俺はこの曲で踊りたいんだけど!何で感傷的になっちゃってんの!って。誰か俺を助けてくれぇぇ頼む!!


いいなと思ったら応援しよう!